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『イラッとしない思考術』安藤俊介著 KKベストセラーズ(2014)

毎日生活している中でイライラしてしまうことはありませんか。
周りの人たちにも自分にもイライラしながら日々を過ごし、自分をイライラさせているのは上司だ、夫だ、子どもだと考えていませんか。

そんなあなたに読んでいただきたいのが、日本アンガ―マネジメント協会代表理事 安藤俊介氏の『イラッとしない思考術』です。
安藤氏は、怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニング「アンガ―マネジメント」における日本の第一人者として全国で講演、研修などを行なっています。

◆イライラの場面56事例

『イラッとしない思考術』は、5つの章から成り立っています。
第1章から第4章までは、具体的なイライラの場面と対処法について解説しています。第5章でイライラしないための「スマートな思考術」を示しています。

具体的なイライラの場面はじつに56事例に上っています。
第1章会社、第2章家庭、第3章自分、第4章環境、この項目を見るだけでわたしたちを取り巻くすべてのものがイライラの対象になっていることが分かります。
56事例を読んでいくと「ああ、そう、こんなことある」「前にもこんなことでイライラしたな」と思うことばかりです。

しかし、そういうイライラを感じたとき、あなたはどう対処していますか。また、どのように対処したらよいのでしょうか。

◆挨拶で妻にイライラする

具体的な事例を紹介してみましょう。
第3章22「日によって『お帰りなさい』を言わない妻にイライラする」では、どの家庭にもありがちな帰宅時の挨拶のことを取り上げています。

安藤氏は、「日によって『お帰りなさい』を言わないということは、言う日もあるということです。・・(中略)・・うまくいっている日をよく思い出してください。そのために妻の観察から始めてみましょう。・・(中略)・・人が喜んだり、機嫌が悪くなったりするのには、あるパターンがあるものです。ですから妻の機嫌がよくなるパターンがあるはずで、そのパターンを見つけたら、その回数を増やすためには何かできないか考えて行動しましょう」と述べています。

「お帰りなさい」を言わない妻にイライラして怒ってしまうことは誰にでもあることです。しかし、安藤氏はそこで妻を怒ってしまうのではなく、相手の機嫌を観察することから機嫌のよくなるパターンを見つけることを勧めています。

このように具体的な場面をどう考え、どう行動したらよいかの対処法を1事例ごとに紹介しているところが本書の魅力です。

本書でもっとも心に残った言葉は、「自分の気持ちは全部、自分の責任」(P155)です。
わたしたちはともすれば自分のイライラは周りの人たちからやってくるものだと思ってしまいがちです。しかし、安藤氏の『イラッとしない思考術』を読んで、自分の気持ちに自分が責任を持つということに気付くことができました。
きっと明日から新しい気持ちで毎日の生活を送ることができると思います。

(文:三浦和美/編集:川嵜昌子

『イラッとしない思考術』をamazonで見る

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