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『イラスト版子どものアンガーマネジメント―怒りをコントロールする43のスキル』
日本アンガーマネジメント協会監修、篠 真希・長縄史子著 合同出版(2015)

先日、文部科学省が国公私立の小中高校を対象にした、「問題行動調査」で、昨年度の小学生の暴力行為が1万1468件と、前年を約5%上回り、過去最多となったとの報道がありました。

文科省では、繰り返し暴力をふるう子や感情のコントロールができない子が増えていると分析しています。

学年別では小1の増加が目立ち、5年前の2倍以上に増加しています。
文科省では、小学校入学前に言葉で意思を伝えさせるなどの家庭教育が十分でないケースが目立つとの分析をしています。

では親として、また子供の周囲にいる大人として、子供たちになにを教えたらよいのか、この結果だけではどうしたらよいのか、迷ってしまうでしょう。

そんな時に参考にしていただきたいのが、『イラスト版子どものアンガーマネジメント―怒りをコントロールする43のスキル』です。

著者の篠 真希・長縄史子は当協会のキッズインストラクターマスタートレーナー(キッズインストラクターの統括役)であり、子供のアンガーマネジメントに精通しています。

この本は子供自身が読み、学んでいくように作られていますので、楽しんで読み進めることができるでしょう。

◆怒りってなんだろう?

大人でもなかなか理解できない怒りの感情。子供が自分の怒りを理解するのは、非常に難しいと思いますよね。

この本の冒頭では、まず「怒りは大切なきもちのひとつ」と紹介しています。
子供ながらにイライラしたりするのは、よくないことだと思っています。でも、「大切なきもちのひとつ」と言われると、アンガーマネジメントをやってみよう!という気持ちになりませんか?

このように子供が自主的に取り組もうと思えるような言葉かけで、スムーズに始めることができるよう、構成されています。

◆こんなときどうしたらいいと思う?

怒りのきもちの特性を学んだあとは、「ともだちにずるされたとき」「遊んでいた遊具をとられたとき」など、より具体的な例をあげて、アンガーマネジメントする方法が書かれています。大人でもなるほど!と思ってしまいました。

私自身もアンガーマネジメントを学ぶ前は、イライラする子供にどう接してよいのか途方にくれた経験があります。

今回ご紹介する書籍は、子供向けに作られていますが、親・学校の先生など、大人が読んでもわかりやすく実践しやすい内容となっています。
この本をきっかけに、親子でアンガーマネジメントについて、話し合うこともよいですね。

(文:相原あすか/編集:川嵜昌子

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