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人の感情には喜怒哀楽がありますが、私たちは何かの思いや意思を伝えるのに、感情を使って伝えようとします。日常生活を振り返って考えてみましょう。

◆喜怒哀楽を使って伝える

たとえば、子供に部屋を片付けるように言う際、怒りの感情を使って伝えようとすると、このようになります。
「早く部屋を片付けなさい!!」

次に、喜の感情を使ってみるとこうなります。
「○○が部屋を片付けてくれたら、ママとってもうれしいんだけどな~」

そして、哀の感情ならこうなります。
「なんで部屋を片付けてくれないの」

今度は楽の感情を使って伝えてみるとこうなります。
「お部屋片付けゲームをしよう!どっちが早く片付けられるかな?」

あなたならどの感情で言われたいでしょうか?

同じ「部屋を片付ける」ということを伝えるだけでも、使う感情によって、こんなにも
表現方法は変わってしまいます。
同じ内容のことを伝えるのに、どの表現を普段使っていますか?

◆怒りの感情を使って伝えるデメリット

怒りの感情を使って思いを伝える方は、「強く言えば、なんとかなる」「相手に圧力をかけたら、相手は変わる」という間違った認識を持っています。
人はイラッときたり、かっとなったり、怒れば怒るほど、言い方が強くなったり、きつくなったり、大声で怒鳴ったりします。なぜそのようなことがおきるのでしょうか?
それは、当人がこう信じているからです。

「強く言えば何とかなるはず」
「きつく言ったほうが有利なはず」
「怒鳴ったほうが効果があるはず」

しかし、このような方法をとっても、イライラが増えるだけで、解決には至らないことが多いでしょう。
誤った認識が長期間のイライラにつながっています。

◆過去と他人は変えられない

アンガ―マネジメントでは「過去と他人は変えられない」と考えています。
人が変わるのは、その人が変わりたいと心の底から思った時です。
しかし、強く言えば相手は変わると思っている方は、そのようなことは考えず、相手が変わるまで、延々と強く言い続けます。でも相手は変わりません。

そしてまた新しい怒りを生み出してしまうのです。
相手が変わらないのであれば、自分が変わっていったほうが、はるかに簡単ですし、じつはイライラも減らすことができます。
今後は何かを伝えたいときには、怒りの感情ではなく、他の感情を選ぶとよいですね。

参考:「イライラしがちなあなたを変える本」(安藤俊介著、中経出版、2010年刊)

(文:相原あすか/編集:川嵜昌子

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