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今年も早12月、1年の最後の月となりました。
この時期に「怒り」に結びつきやすいのは、次のようなことです。

◆待たされてイライラする

師走というとおり、何かと気忙しいこの時期、急いでいるのに待たされるとイライラしがちです。
待ち合わせの相手が来ない、宅配便が来ない、注文した料理が来ない、電車が来ない、信号が変わらない、エレベーターが来ない、パソコンがすぐに起動しない。
普段はそれほど気にならないことも、心のゆとりが失われると、イライラの元になります。

◆混んでいてイライラする

忘年会、クリスマスなど、年末はイベントに参加したり、帰省、旅行で外出したりする機会も増えます。
飲食店、小売店、繁華街、空港、駅、道路など、いつもより混雑しており、待たされる、人とぶつかりそうになるなど、イライラにつながる場面が増えます。

◆温度差にイライラする

外は寒いのに、中は暖房が効きすぎて暑い。お店、オフィス、公共の場所、電車やバスの中など、場所によって暑かったり寒かったり、温度が違う。服を脱ぎ着するのも面倒だし、できない場合もあります。
気分が悪くなったり、体調が悪くなったりしがちです。

◆体調が悪くイライラする

この時期、寒いので縮こまって肩や腰が痛かったり、疲れたり、風邪をひいたりして、体調が優れず、イライラすることもあります。

◆人との付き合いにイライラする

イベントや旅行、帰省で、新しい出会いや、普段会わない人と久しぶりに会う機会があり、楽しい反面、気も遣いますし、違う考え方、価値観の人に、イラッとすることもあります。

久しぶりに会った親戚に「結婚はまだ?」「お子さんはまだ?」「就職はできたの?」「太ったね」などと言われ、相手は何気なく言っていても、言われた本人は傷つくこともあります。

◆怒りは第二次感情

怒りは、第二次感情と言われています。不安、つらい、寂しい、苦しい、痛い、困った、嫌だ、疲れた、悲しいなどの第一次感情が、心の中のコップに溜まり、溢れたものが「怒り」になるイメージです。

待たされる、混んでいる、暑い、寒い、身体の具合がよくない、人との付き合いに気を遣うなどで、つらい、困った、嫌だ、疲れたなどの第一次感情が溜まると、第二次感情の怒りとなって溢れます。

早めに動く、混雑を避ける、脱ぎ着しやすい服にする、食事・睡眠・運動に気をつけるなど、なるべく第一次感情を溜めないよう、減らすように心がけましょう。

また、考え方や価値観が違う人に何か言われても、相手の言葉を気にせず、「そういう考え方、価値観の人もいる」「生まれ育った環境、経験はそれぞれなので、人によって考え方、価値観は異なる」と思えば、気も楽になります。

相手の言葉を聞き流せない場合は、相手のことを否定するのではなく、「私は、違う考えです」「私の考えはこうです。理解していただけると嬉しいです」と、「私」を主語にした言い方、「I(アイ)メッセージ」で伝えるとよいでしょう。

街が華やぐこの季節、気持ちを「怒りの素」ではなく「楽しみの素」に向けて過ごしてください。

(文・編集:川嵜昌子

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