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相談者:40代半ばの女性。義理の父は既に他界し、義理の母は80代で一人暮らし。県外で離れて生活していますが、年2回お盆とお正月は夫の実家で過ごさなくてはなりません。
夫には姉が一人いますが、夫は長男で義母に頼られていることもあり、実家に帰省すると母と「昔話」に花を咲かせます。

夫が小学生の頃、どこに住んでいたとか、どこにお店やさんがあったとか、そこで何のおかしを買ったとか、毎年同じような話題で盛り上がっています。
子どもたちは別の部屋でゲームばかり。
同じ部屋にいるのに、私のことは話題にならなくてイライラしてしまいます。

もうすぐお正月と思うと憂鬱になってしまいます。どうやってこのお正月を過ごしたらいいでしょうか。

◆「べき」が自分を苦しめる

自分が知らない家族の昔の話。そんなことが話題にならなくてはいけないの?と思っているのは誰しも同じではないかと思います。

夫の実家に行った時はみんなが分かる話題で話す「べき」、楽しいことを話す「べき」、さらに、子どもたちも同じ部屋にいる「べき」・・そう考えて自分を苦しめていませんか。

義理のお母さんはもう80代、「昔、こんなことがあった、楽しかったな」と振り返りながら、穏やかに時が過ぎていくことを楽しんでいく世代なのかもしれません。
帰省した一時期、ご主人がお母さんとそんなたわいもない話をして過ごすのは、逆に優しさなのかもしれませんよ。

◆今聞いておくことが大切

大学生の頃、母がいつも私たち姉妹の小さい頃のことを繰り返し話しているのを聞いて、「もう、分かってる!何度も聞いたよ!」と強い口調で言い返したことがあります。
その時自分はすっきりしたと思うのですが、両親がいなくなってみると、自分たちの小さかった頃のことやその時両親が何を思っていたのかなど、何も分からないままなのです。もっといろいろな話をしておけばよかったと思うばかりです。だから、今聞いておくことが大切なのです。

ご主人もお母さんと昔話を楽しみながら、その時の記憶や気持ちを大切にしようと考えているのではないでしょうか。

◆アンガ―マネジメント的アドバイス

自分のことは話題にしてくれない、仲間に入れないとイライラしてしまう時、こんな対処をしてみてはいかがでしょうか。

その1、「そのお店で何のお菓子買ったの?」「ああ、それ私も好きだった」と二人の会話に入っていく。案外食べ物や当時の流行の話で盛り上がるかもしれません。

その2、「今はお母さんとの会話を楽しんでいるから、それでいいんだ。私も聞いておこう」と聞き役に徹してみる。不機嫌な顔でいるより、優しい自分を演じてみる方がずっといいでしょう。

その3、どうしても我慢できない時は、その場から離れ台所で洗い物などしながら2人の会話を聞き流します。何も考えないことも大事です。

対処法はいろいろあります。新年をイライラで迎えないよう、帰省先でもアンガ―マネジメントを生かしてください。

(文:三浦和美/編集:川嵜昌子

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