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お悩み相談:車の運転中にイライラ。その後の仕事で失敗することも

2015年08月25日

◆お悩み

50代の自営業の男性です。小売店を営んでおり、商品の配達で毎日長時間運転しています。仕事は大変ですが、お客様に商品をお届けしたときの会話を楽しみにがんばっています。
性格的には温厚なほうだと思うのですが、車の運転をしていると、さまざまなことに無性に腹が立ち、イライラがとまらないことがあります。そして、その後の仕事やプライベートで失敗することがあります。
ハンドルを握ると性格が変わってしまうことはやめられますか?

~イライラ事~ このようなときイライラします

1)毎日、交通渋滞がおこる
2)通勤ラッシュ時は踏切がなかなかあかない
3)追い越し車線を法定速度以下でゆっくり走っている車がいた
4)ウインカーをださずに突然前に割り込まれた
5)ウインカーをだしていたので、車間距離をとって車線変更しやすくゆずったのに、ハザードランプでお礼のチカチカをしなかった
6)走行中に前の車がやたらとブレーキを踏むので運転しにくかった
7)走行中に携帯電話を持ち電話をかけている運転手がいた
8)窓からゴミをすてる運転手がいた
9)車道の真ん中をふらふら走る自転車がいた  など

~失敗談~ こういう失敗をしました

1)お客様にお届けする商品を渡し忘れた
2)接触事故をおこしかけた
3)交通渋滞にまきこまれてお約束の時間に遅れてしまい、お叱りを受けた時に態度が悪くなり余計にお客様を怒らせてしまった
4)せっかくの家族旅行にでかけたのに、イライラして怒っていると車中の雰囲気が悪くなってしまった など

私が自分に望むことは、
・運転に向いていないのかもしれませんが、仕事で必要なのでイライラせずに運転できるようになりたい
・いつか事故を起こしてしまいそうで不安
・家族とでかけるときに楽しい想い出を増やしたい
ということです。

◆アンガーマネジメント的アドバイス

人の心のなかにある「こうあるべき」という価値観は、一人ひとり違います。
あなたの運転に対する「こうあるべき」はなにか考えてみましょう。

~運転中はこうあるべき~
1)交通ルールを守るべき
2)運転中はお互いに譲り合うべき
3)安全運転を心がけるべき
4)譲ってもらったら、ハザードであいさつするべき
5)車道の真ん中をふらふらと自転車で走行するべきではない など

社会のルールや、交通ルールを守ることは、安全性の面からも車を運転するうえでとても重要です。しかし、あなたにとって当たり前の「こうあるべき」は、他の人にとってみれば必ずしも同じ意見とはかぎりません。

あなたが働きかけることで、相手や起こっている事象がコントロールもしくは改善できるか区別してみてください。

交通渋滞や電車の踏切、運転している方のマナーやルール違反に対して、どれだけがんばっても、イライラして怒っても、コントロールもしくは改善することはできないですよね。
コントロールできないことに対して、「なぜ?どうして?」とイライラすることは不毛だと気づいていただけますか?

コントロールできない相手に対して、ずっと睨み続けてイライラしていたら、集中力が下がり、運転中にミスをしたり、場合によっては事故やトラブルに発展するかもしれません。
また、コミュニケーションをとるときにそんなつもりはなくてもイライラしている感情が態度にでてしまうこともあるでしょう。

運転中にイライラしてもコントロールできないと判断したら、「そういうこともあるんだ」と許容範囲を広げていただき、運転中にリラックスできる音楽や車内用芳香剤などをご用意されるなど、対策を講じみてはいかがでしょうか。

安全運転を心がけ、落ち着いて運転していただくことで、仕事にもプライベートにもよい変化が現れますよう応援しています。

※今回の内容は、アンガーマネジメントコーチングを受けていただいた方の事例をもとに構成しています。個人情報保護法に則り、個人を特定できる表現は避けています。

(文:髙橋直子/編集:川嵜昌子