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落ち着きのないわが子にイライラのピーク

2015年09月24日

◆お悩み相談

小学校中学年の男の子をもつ母親です。
子どもが小学校に上がったときから仕事に出ていますが、子どもの帰宅時には家にいるようにしています。

わが子は幼い時からいつも落ち着きがなくじっとしていることができませんでした。それでも子どもが幼稚園までは自分も家にいたので、時間や気持ちにも余裕があったため、それほど苦痛に感じることはなかったのですが、仕事を再開してからというもの、落ち着きのないわが子の振る舞いにイライラしっぱなしです。子どもに対して感情的になってしまうこともしばしばです。

そういう自分もいやになることがあります。わが子のことも自分のこともどうコントロールしていけばいいのか分かりません。教えてください。

◆環境の変化で落ち着かないのです

小さい時から小学校に上がる時まで一緒にいてくれたお母さんが外で仕事をしているということは、子どもにとっては乗り越えなくてはならない高い壁のようなもの。
「寂しいよ」と言葉で表現できる子どももいれば、自分の落ち着かない気持ちを態度で表わす子どももいます。

あなたのお子さんの場合は「寂しい」とか「どこにも行かないでほしい」と、言葉で言うのではなく、態度でそのことを表わしているのです。

家庭の環境が変わったこと、幼稚園から小学校へ学びの環境も変わったことでお子さんも以前より落ち着かなくなっているのでしょう。

◆考え方を変えてみましょう

お子さんのどんな様子にイライラしてしまうのでしょう。たとえば、次のような様子でしょうか?
・家に帰ってきた時、ランドセルを下ろしたらすぐリビングを走り回る
・学校の様子を聞いてもあやふやな返事しかしない
・宿題はやったの?と聞いてもテレビを見たり、ゲームをしたり、やることが次々に変わる。
・ご飯を食べたあとは床でごろごろしている
・何も手伝おうとしない

なぜ、その様子を見ているとイライラするのでしょう。
あなたのなかで、「子どもは学校のことを親に話すべきだ」と思っていませんか。
私が心配しているのだから、もっと自分のことを話してほしい、困ったことがあったら話してほしい。

学校で勉強がちゃんとできたのか、いじめられたりしていないか、心配は尽きません。
あなたの心の中のコップに、お子さんに対する心配や不安、不満といった感情が溜まり、怒りとして溢れてきているのです。だからお子さんを見るとイライラしてしまうのです。

お子さんに対する考え方を変えてみましょう。
・学校から帰ってもまだ元気があり余っているのだ。元気が何より!
・宿題は自分からやるまで待ってみよう
・今度寝る前に幼稚園の時のように読み聞かせをしてみよう。

このように考え方を変えてみるとお子さんに対するあなたの怒りも和らいでくるはずです。

◆ほっとできる時間を作りましょう

小学校に上がったお子さんを「もう小学生だから」と突き放すのは考えものです。もっともっと甘えていたい時期です。新しい環境になって不安を抱えているのはお子さんも同じで、じつは大人以上に頑張っているのです。

夜寝る前の少しの時間でいいので、親子で落ち着いてほっとできる時間を作ってみましょう。

その時は「お母さんも今日忙しくて疲れたわ」「○○はどうだった?」と、お互いに本音の言葉で話し合ってみましょう。
きっとイライラも疲れもなくなってきます。自然に笑顔にもなります。

あなたの笑顔がお子さんは一番好きなのです。わが子は落ち着きがないと決めつけてしまうことよりも、少しでもほっと落ち着ける時間を作っていこう、そう考えて実践してみてはいかがでしょうか。
お子さんもそういう時間を待ち望んでいることと思います。

そして、それはあなた自身も自分の怒りに振り回されないで自分を大切にしていくということにつながります。

(文:三浦和美/編集:川嵜昌子