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◆「怒り」の失敗に学ぶ

あなたは「怒り」の感情を爆発させて声を荒げてしまったことはありませんか。
じつは、気づかないうちに、大事な部下や同僚の信頼を失ってしまうことになるかもしれません。また、後から「あのときは、言い過ぎた」と後悔しても、人間関係が崩れてしまっては取り返しがつきません。

あるいは、怒ってはいけない、怒るのは未熟なことという思いから、「怒り」を表出できずに自分の中に溜め込んでしまう人もいます。

どんな職業でも、規模の大小にかかわらず、組織のなかで働くなかでは、理不尽な要求をされたり、お叱りを受けたり、嫌なことでも請け負わなければならないことが出てきます。
しかし、感情を押し込めたまま働き続けて燃え尽きてしまう人もいます。

こうした状況には改善の余地があります。
私たちに求められることは、感情に鈍感になることではなく、自分の感情を認めたうえでその感情に適切に対応することです。

◆こころとからだの関係

「怒り」の感情は、喜怒哀楽というように、誰もがもっている自然な感情のひとつにすぎません。しかし、扱いが難しい場合もあります。「怒り」は、人間関係だけでなく、健康にも悪い影響を及ぼすことがあるのです。

怒ったときに「まったく! イライラして血圧が上がってしまう」と言う人がいます。
これは、すでに科学的に解析されています。
怒りを爆発させたあとに、心筋梗塞や狭心症などが約4倍、脳内動脈瘤の破裂が6倍、不整脈が2~3倍に上昇するというのです(※)。

また、現代はストレス社会といわれるように、多くの人が多くのストレスを感じながら生活しています。そして、ストレスによってさまざまな病気が引き起こされることも知られています。
ですから、こころとからだの両側面から健康を守ることを考えていきたいものです。

◆アンガーマネジメントとは

アンガーマネジメントは、「怒り」の感情と上手に付き合うことを目的として1970年代からアメリカで発展してきました。

これまで日本では、「怒り」の感情について、誰もが知っているのに、その対処を学ぶ機会は多くなかったと思います。
最近、アンガーマネジメントは、教育の現場や企業研修などで広がりを見せています。もっとも身近な家族との関係や育児などにも、アンガーマネジメントは有効です。

私は、アンガーマネジメントに出会い、「怒り」の仕組みを知ったことで、「怒り」を溜め込んできた自分に気づきました。

アンガーマネジメントには、普段の生活のなかに気軽に取り入れられるテクニックがたくさんあります。私はこれらのテクニックを身につけたことで、怒りをコントロールできることを実感しました。

これから、身近な話題を取り上げながら、皆さんにアンガーマネジメントをお伝えしていきたいと思います。

※出典:Elizabeth Mostofsky, Elizabeth Anne Penner, and Murray A. Mittleman, Outbursts of anger as a trigger of acute cardiovascular events: a systematic review and meta-analysis: European Heart Journal (2014) 35, 1404-1410

(文:田辺有理子/編集:川嵜昌子

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