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お悩み相談:雑談が多く頼んだ仕事を放置するアルバイトにイライラ

2015年07月09日

◆お悩み

50代の経営者の男性です。元営業職で、早期退職して、小売店を営んでいます。
私は、言葉を荒らげたり、大きな声を出したり、相手を怒ってしまうことがしょっちゅうあります。
現在、アルバイトの20代の女性に対してイライラしています。

彼女は、他のスタッフに「今日も暇ですね」「やることないんですよ」と話しかけ、そのまま雑談が続くこともしばしば。頼んでいた仕事もいつのまにか放置し、注意してもメモすらとりません。

彼女が雑談をしているところをみつけたら、その度に、私は「仕事はいくらでもあるだろう。なんで頼んだことをしないのだ? 忘れてしまうのか? やりたくないのか? それならあなたにしてもらう仕事はなにもないぞ!」と注意しています。

彼女は、注意されるとおとなしく仕事に戻りますが、しょっちゅう同じ状況になります。なにかの拍子に逆ギレして言い返してくることもあり、イライラします。
彼女は、自己判断での発言や行動が多く、思ったことは相手に言わないと気がすまない性格です。

私が彼女に望むことは、
・就業時間中はまじめにきっちりと頼んだ仕事を最低限はこなしてほしい
・もっと仕事をできるようになって、任せられるようになってほしい
・普通にコミュニケーションがとれるようになってほしい
ということです。

◆アンガーマネジメント的アドバイス

人の心のなかにある「こうあるべき」という価値観は、一人ひとり違います。
ある人にとっては当たり前でとても正しいことも、他の人にとっては必ずしもそうとはかぎりません。
ですので、あなたにとっての「こうあるべき」は、アルバイトの女性にとっては、決して当たり前とはとらえられていないのです。

あなたが彼女に望む「まじめに」「きっちりと」「最低限は」「普通に」という表現は、人によって解釈が違うあいまいな表現ですので、彼女にそのまま伝えてもピンと来ない恐れがあります。

あなたの次のような希望を、彼女が理解できるように伝えることが必要です。

・就業時間内は仕事に集中すること
・私語は休憩時間中にすること
・仕事でわからないことは必ず相談すること
・依頼した仕事は期限を守ること
・日常業務は自発的に毎日取り組むこと
・注意事項や大切なことを自分のノートやメモに書き留めること
・進捗報告すること

「何をいつまでにしなくてはいけないのか」「何ができるようになればよいのか」という、「してほしいこと」を明確に伝えることによって、目標が明示されると、相手も行動しやすくなります。

また、あなたは、アルバイトの女性のことばかり怒っていますが、雑談は、相手がそれに応じなければ成立しないのではないでしょうか。

アルバイトの女性はしょっちゅう怒られるのに、雑談相手は怒られない。彼女の逆ギレは、不公平感からきているのかもしれません。
スタッフの皆さんで、職場での決まりごとを共有して、お互いに声をかけながらよりよい職場環境を作ってみてはいかがでしょうか。

※今回の内容は、アンガーマネジメントコーチングを受けていただいた方の事例をもとに構成しています。クライアントご本人の許可をいただいた上で、個人を特定できる表現を適宜変更してご紹介しました。

(文:髙橋直子/編集:川嵜昌子