アンガーマネジメントジャーナル

いま求められる 新しいコミュニケーション様式

コロナ禍による「新しい生活様式」の提言がされ、リモートワークやローテーション勤務、時差通勤、オンライン会議など、働く人々の生活様式も新しいものになりました。そうした状況下でのコミュニケーションの取り方・在り方、リモートワーク時での怒り方(ネガティブフィードバックの方法)など、多くの場面における人との関わり方、コミュニケーションの取り方とは?を改めて皆様と考える機会にしていくというねらいで、Zoomによるオンラインセミナー(ウェビナー)形式にて、講演と登壇者によるトークセッションを行いました。

今回は500名を超える皆さまにご参加いただいたこのセミナーの模様をお届けします。

プログラム

コロナ禍を機にリモートワークが進み、働き方の変化への対応に加えてコミュニケーションの減少が深刻化し、職場の一体感が損なわれる、メンタルヘルス不調者の増加という課題に直面している組織も多くなったという昨今。

特にマネジメント層は評価方法の変化にも対応せねばならない上に、パワハラにならないよう意識し過ぎることで叱りづらくなった、心理的負荷も増えたという声もあります。

加えて、働く人の意識の変化により、多様な働き方への要望もある中、社員の声に耳を傾け、重要な経営資源である人の観点からマネジメントを行い、経営戦略を練り、手腕を発揮されているCHRO(最高人事責任者)の皆さまの熱気に満ちたトークセッションがこれらの課題解決のヒントになったというお声も多くいただきました。

(1)主催者 挨拶

(2)ゲスト公演

(3)ゲストによるトークセッション

(4)日本アンガーマネジメント協会より

登壇者プロフィール

曽山 哲人 氏(株式会社サイバーエージェント 常務執行役員 CHO)
上智大学文学部英文学科卒。高校時代はダンス甲子園で全国3位。
1998年に株式会社伊勢丹に入社し、紳士服の販売とECサイト立ち上げに従事。
1999年に当時社員数20名程度だった株式会社サイバーエージェントに入社。インターネット広告事業部門の営業統括を経て、2005年人事本部長に就任。現在は常務執行役員CHOとして人事全般を統括。
ビジネス系YouTuber「ソヤマン」としてSNSで情報発信しているほか、「クリエイティブ人事」「強みを活かす」などの著作がある。
武田 雅子 氏(カルビー株式会社 常務執行役員 CHRO 兼 人事総務本部 本部長)
1989年~2018年、株式会社クレディセゾンにて勤務。
14年より人事担当取締役、16年から2年間は営業部門の担当取締役を務める。
2018年より現職。「全員活躍」をテーマに働きかたをはじめ、社員が幸せに働くことを目標に、人事制度の改革を推進中。
2020年6月「Calbee New Workstyle」を発表。2018年日本の人事部HRアワード「個人の部最優秀賞」受賞。
武田 雅子 氏(カルビー株式会社 常務執行役員 CHRO 兼 人事総務本部 本部長)
1989年~2018年、株式会社クレディセゾンにて勤務。
14年より人事担当取締役、16年から2年間は営業部門の担当取締役を務める。
2018年より現職。「全員活躍」をテーマに働きかたをはじめ、社員が幸せに働くことを目標に、人事制度の改革を推進中。
2020年6月「Calbee New Workstyle」を発表。2018年日本の人事部HRアワード「個人の部最優秀賞」受賞。
松浦 俊雄 氏(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 執行役員 CHRO)
早稲田大学卒業後、機械メーカーを経て2007年リクルートに入社。人事部門にてグループマネジメント、人事企画を担当。
リクルートグループの分社化の企画・実行を経て、2014カルチュア・コンビニエンス・クラブに入社。
人事責任者としてCCCグループの人事部門を管掌。2020年4月より社長室長、CHROを兼任し、現在に至る。
西田 政之 氏(株式会社カインズ 執行役員 CHRO 兼 日本アンガーマネジメント協会 顧問)
1987年、金融分野からキャリアをスタート。1993年米国社費留学を経て、内外の投資会社でファンドマネジャー、金融法人営業、事業開発担当ディレクターなどを経験。2004年に人事コンサルティング会社マーサーへ転じ、人事・経営分野へキャリアを転換。2006年に同社取締役クライアントサービス代表を経て、2013年同社取締役COOに就任。2015年にライフネット生命保険へ移籍し、同社取締役副社長兼CHROに就任。2021年6月より現職。
西田 政之 氏(株式会社カインズ 執行役員 CHRO 兼 日本アンガーマネジメント協会 顧問)
1987年、金融分野からキャリアをスタート。1993年米国社費留学を経て、内外の投資会社でファンドマネジャー、金融法人営業、事業開発担当ディレクターなどを経験。2004年に人事コンサルティング会社マーサーへ転じ、人事・経営分野へキャリアを転換。2006年に同社取締役クライアントサービス代表を経て、2013年同社取締役COOに就任。2015年にライフネット生命保険へ移籍し、同社取締役副社長兼CHROに就任。2021年6月より現職。
安藤 俊介 氏(一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会 代表理事)
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事。アンガーマネジメントコンサルタント。
怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニング「アンガーマネジメント」の日本の第一人者。アンガーマネジメントの理論、技術をアメリカから導入し、教育現場から企業まで幅広く講演、企業研修、セミナー、コーチングなどを行っている。
著作はアメリカ、中国、台湾、韓国、タイ、ベトナムでも翻訳され累計 65 万部を超える。
戸田 久実 氏(一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会 理事)
立教大学文学部卒業後、株式会社服部セイコー(現 セイコーホールディングス株式会社)にて営業、その後音楽業界企業にて社長秘書を経て現在は研修講師として民間企業、官公庁の研修・講演の講師の仕事を歴任。
登壇数は4,000回を超え、指導人数は20万人に及ぶ。
戸田 久実 氏(一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会 理事)
立教大学文学部卒業後、株式会社服部セイコー(現 セイコーホールディングス株式会社)にて営業、その後音楽業界企業にて社長秘書を経て現在は研修講師として民間企業、官公庁の研修・講演の講師の仕事を歴任。
登壇数は4,000回を超え、指導人数は20万人に及ぶ。

コロナ禍における社員コミュニケーションの在り方

当日のトークセッションのようすはこちらのリンクよりお読みください。

◯「隣の人」が見えないリモートワークで、失われる団結力と意欲

◯サイバー曽山氏が語る、コロナ禍でも強い組織の5要素

◯コロナ禍における社員コミュニケーションの在り方 曽山哲人氏 講演

https://logmi.jp/business/articles/325381


◯単身赴任の解除、定期代の支給停止、フルフレックス制導入

◯リモートワーク下で、カルビーが導入した施策の背景

◯コロナ禍における社員コミュニケーションの在り方 武田雅子氏 講演

https://logmi.jp/business/articles/325382


◯97%の社員がリモートワーク希望、今後の追加施策はどうする?

◯「リモートか否か」では済まない普遍的な課題

◯コロナ禍における社員コミュニケーションの在り方 松浦俊雄氏 講演

https://logmi.jp/business/articles/325383

トークセッション

◯会社に不信感を抱く原因は、働き方に対する「期待値のズレ」

◯社員の属性に合った社内コミュニケーションで、業務を活性化

https://logmi.jp/business/articles/325412

◯新卒採用のwebサイトを、社員はキャリアの“参考書”として活用

◯入社3年目の社員に一任したオウンドメディアが成功したワケ

https://logmi.jp/business/articles/325413

◯北海道での“芋掘り研修”を実施し、コロナ禍でオフィスを新装

◯カルビーが「リアルの場」での体験にこだわり続ける理由

https://logmi.jp/business/articles/325414

◯過度な仕事の要求、パワハラ、新卒とのコミュニケーション不足

◯リモートワークの課題に対して、大手3社が取り組んだ施策とは

https://logmi.jp/business/articles/325415