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怒りの対処術を学ぼう 言葉を唱える方法

2015年09月01日

前回のコラム、「怒りの対処術を学ぼう イラッときたらこれ!」は、怒りのピーク時に反射的に行動してはいけないという内容でした。
怒りのピークの6秒間は、言い返したり、し返したりせず、やり過ごします。
やり過ごす方法として、手のひらにカッとなったことを書く、怒りの温度をはかることを紹介しました。

◆6秒たっても怒りは消えない?

この「6秒待つ」に関して、受講者の方にときどき言われるのが「6秒待ってみましたが、怒りは消えなかったです」「6秒たってもイライラが続きました」ということです。

そうなのです。6秒たっても、怒りは消えません。
この6秒は、怒りが消え去るまでの時間ではなく、最悪の事態を防ぐための時間です。
カッとなって、ひどいことを言ってしまった、相手を殴ってしまった、物を壊してしまったなど、後悔する事態を防ぎ、よりよい対応ができるまでの時間なのです。

6秒待つためには、基本的には、前回紹介した、手のひらにカッとなったことを書くことと、怒りの温度をはかることがしっかりできるようになればよいのですが、今回は、別の方法も紹介しますので、ご自身のやりやすいものを選んでみてください。

◆気分が落ち着く言葉を唱える

カッとなったとき、その言葉を心のなかで唱えることで、気分を落ち着かせ、客観的になるという方法があります。
たとえば「たいしたことはない」「すぐに終わる」「大丈夫」などの言葉を唱えます。

これは「コーピングマントラ(Coping Mantra)」という方法で、コーピングは「困難なことにうまく対処する、処理する」、マントラは「呪文、繰り返し言う言葉」という意味です。

私がよく使う言葉を紹介します。
怒りの対象が身近な相手の場合、この人がこのような言動をとるのは「いつものこと。想定範囲内」。
怒りの対象が人の場合、この相手のために腹を立てるのは「時間の無駄」。
調子の悪いPC、ネット回線、なかなか変わらない信号機、来ないエレベーターなどに「怒っても仕方がない。解決策を考えよう」などです。

◆元気になる言葉を唱える

「コーピングマントラ」は、自分の気持ちを落ち着かせる言葉ですが、自分を元気づけたり、気持ちをポジティブにする、プラス思考の言葉を唱える方法もあります。
たとえば、「成長できるチャンス」「これからきっとよくなる」などの言葉です。

これは「ポジティブセルフトーク」という方法で、文字通り、ポジティブな言葉を自分に言います。

◆天使が自分に言ってくれる

「コーピングマントラ」「ポジティブセルフトーク」は、自分が自分に向けて言う言葉ですが、自分ではなく天使、守護霊が自分に向けて言うと見なす方法もあります。

「ガーディアンエンジェル(guardian angel )」という方法で、守護天使、守ってくれる天使という意味です。

言葉は、自分を勇気づける言葉、安心させる言葉など、「コーピングマントラ」「ポジティブセルフトーク」の言葉と同じでよいのですが、守ってくれる存在をイメージすることで、心強さを感じたり、第三者の目線で考えることができます。

自分にピンとくる方法で、ピンと来る言葉を考え、試してみてください。

(文・編集:川嵜昌子