コラム
音楽療法とアンガーマネジメント
イライラした時、ストレスを発散したい時、お気に入りの音楽をかけてほっとした経験は誰にでもありますよね。今回はストレスと音楽療法についての記事をお伝えします。
非常に大きなストレスや緊張は、心体に悪影響を与え、心臓病の原因にもなってしまいます。音楽療法は不眠症、鬱、アンガーマネジメントに効果を発揮し、メディテーションや集中力を上げるのにも役立ちます。音楽は脳下垂体を刺激し、そこからの分泌物が神経系と血流に影響を与えると考えられているのです。
以下は、音楽療法の具体的な効果です。
• コミュニケーション能力の向上
• 傾聴力アップ
• 身体、感情、認知能力の向上
• 緊張を和らげ、不安や他のネガティブな感情を抑制する
• 自意識の向上、動機付け、創造性の向上
• 孤独感を和らげ、自分の可能性に気付く
音楽療法は、セラピストとクライアントの双方の「即興」によってセッションが進んでいきます。セラピストはパーカッションや楽器、声を使ってクライアントが発する音に反応し、更にクライアントが音で自分を表現できるように導いていきます。
コミュニケーションを通して、クライアントが心地よく自信を持って自分を表現し、幅広い感情を経験してもらうのが狙いです。人によって音の好みが違うため、個人セッションが効果的だそうです。
バッハの平均律やショパン、ジャズならクールジャズ、もしくはR&Bやハードコアのロックがたまらなく好きな人もいるでしょう。
音楽は副作用がありませんから、ぜひお気に入りの音楽を手元に置いて、上手にストレスを軽減させましょう!
(英文記事URL: http://www.thehindu.com/arts/magazine/article2417954.ece)