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2016年リオデジャネイロ オリンピックも、開催日程をあと僅か残すばかりとなりました。
連日のように日本選手の活躍が伝えられ、毎晩、オリンピック中継から目が離せませんね!
日本のメダル総獲得数がいくつになるか気になるところですが、今回は、アンガーマネジメントの視点で「金メダル」について考察してみましょう。

 

◆「悔しさ」を力に変えて

3大会ぶりの金メダル獲得となった体操男子団体総合、本当に感動的でしたね。
その中でも、19歳という若さで体操ニッポン史上最年少の金メダリストとなった白井健三選手。
北京、ロンドン五輪で銀メダルに終わった日本を見て「自分が悔しさを晴らしたい」と心に誓ったそうです。
そして迎えた、リオ五輪。
得意とする床運動では、種目別予選で6位と振るいませんでしたが、その鬱憤を団体決勝でぶつけ、最高の演技を披露してくれました。さらに、種目別跳馬でも3位・銅メダルと立派な成績を残しました。
「悔しさをバネにして」、まさに、アンガーマネジメントでいうところの「怒りのパワーをエネルギーに変えて」の大躍進。日本全国に、大きな希望を与えてくれました!

 

◆「目指す姿」をリアルに描く

ところで、スポーツにトレーニングは付き物ですが、アンガーマネジメントは、怒りの感情と上手につきあっていくための心のトレーニング。
金メダリストたちがコツコツと地道に練習を積み重ねて、念願のメダルに到達するのと似た側面があります。
ここで着目したいのは、金メダリストたちが、ただやみくもに練習したり、トレーニングを積み重ねたりしているわけではない、ということ。
すなわち、「目指す理想の姿」を明確に思い描き、それに近づくために険しい山を一歩一歩、着実に登り続けたからこそ、素晴らしい結果を手にすることができたのです。
より高く、より速く、より美しく。

アンガーマネジメントも、確実に成果を上げるためには、まずは、「目指す理想の姿」をリアルに思い描くことから始めてみましょう!
あなたがアンガーマネジメントできるようになった暁には、どんな自分になっているでしょうか?
ついイラッとして舌打ちしてしまうような場面、思わず怒鳴り声を上げてしまう状況に遭遇したとき、アンガーマネジメントが身に付いていれば、怒りの感情に振り回されず、穏やかな口調で、相手に本当に必要なメッセージを上手に伝えられるようになっている、そんな姿をしっかりと脳裏に焼き付けてくださいね。

 

◆アンガーマネジメントで金メダルを

さて、あなたがアンガーマネジメントで金メダルを手に入れるとしたら、その途中には、どんな試練が待ちうけているのでしょうか?
苦難の連続? ライバルとの激しいバトル?
いえいえ、安心してください。
アンガーマネジメントのトレーニングでは、ケガをしたり、相手に打ちのめされたり、という恐れはありません。
誰もが簡単にできるテクニックを繰り返し実践することで、習慣化することができます。
ただ、オリンピック選手と共通する大きな試練があります。
それは・・・

「自分との闘い」である、ということ。
誰かが自分の感情や心を穏やかにしてくれる、なんてことはありません。
けれども、自分自身と真摯に向き合い、できることを着実にこなしていけば、自分の感情をコントロールできるようになります。
昨日の自分よりも成長した自分、できることをやり切った自分を感じながら、あなた自身の金メダルを目指して、アンガーマネジメントに取り組んでみませんか。

 

文:井上泰世(アンガーマネジメントトレーニングプロフェッショナル)