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現在、毎月第4火曜日に、協会ブログにアンガーマネジメント手帳を紹介している手帳チームメンバー。全7回にわたって、手帳チームメンバーの「アンガーマネジメント物語」を紹介しています。現在は楽しみながらアンガーマネジメントを学び、アンガーマネジメント手帳の制作を行っているメンバーたちにもそれぞれの物語があって今があります。ぜひご覧ください。

こんにちは。協会手帳チームの松井晴香です。

私は現在、関西圏を中心に企業や教育現場でアンガーマネジメントの研修や講演に登壇したり、アンガーマネジメント入門講座などを開催したりしています。

私がアンガーマネジメントに出会ったのは娘が1歳半過ぎ頃のことです。
1歳半といえば、多くの子どもはイヤイヤ期の真っ只中です。
私の娘も何を言ってもイヤイヤと首を振るばかりの毎日でした。
そんな毎日でも、私は娘に怒らずニコニコと優しいお母さんであろうと必死で努めていました。

私自身小さい頃に周りの大人から厳しく怒られながら育ったこともあり、出産直後に「怒らないお母さんになろう」「いつも優しくてニコニコしているお母さんになろう」と、今思えば無謀な決意をしました。
娘は自己主張がしっかりしていたので、子育てセンターなどに行ってもお友達のものを取ったり気に入らないことがあると実力行使に出たりすることがたびたびありました。
心の中ではモヤモヤしながらも、優しく「だめよ~」と言うだけの日々を過ごしていました。

■「もういい加減にして」

いつの間にか私は外にも出かけず、出産を機に退職していたこともあり、家の中で娘と2人で過ごす時間が増えていました。
娘が一歳半を過ぎたある日の夕方、とうとう私の怒りが爆発しました。
今となっては何が原因だったのかも覚えていませんが、私はついカッとなって娘に向かって「もういい加減にして!!!!」と大声で叫びました。
きっと毎晩の寝不足や、人と気軽に会えないストレス、どうして娘は他の子のように友達と仲良くできないのだろうという焦りなどで心の中が「いっぱい いっぱい」だったのだと思います。

初めて私が叫んだ声を聞いて、娘はもちろん驚いて大泣きしました。
自分の機嫌が悪い八つ当たりで娘を泣かせてしまったことに、「ごめんね、ごめんね」と言いながら私も一緒に泣きました。

その翌日、いつものように娘と遊んでいると、突然娘が「もういい加減にして!」と叫びました。
はじめは何と言っているのか理解できませんでしたが、繰り返し聞くうちに「もういい加減にして!」と言っていることに気がつきました。

まだ大人のオウム返しくらいしかできない娘が、私が昨日叫んだ言葉をそのまま覚えて言っていると気づいたときに私はとてもショックを受けました。
気に入らないことがあれば「もういい加減にして!」と叫べばいいのだと娘が覚えてしまったことに非常に驚きと戸惑いを感じました。
同時に自分が幼少期に周囲の大人から「いい加減にしなさい」と理不尽に八つ当たりされた経験と、それと全く同じことをしてしまった自分に気がつきました。
このままではいけない。娘に理不尽なことで八つ当たりを繰り返さないためにも、大きくなったときにこの子が周りの人に同じことをしてしまわないためにも、この怒りを何とかせねばならないと感じ、インターネットで「子育て イライラ」と調べて行き着いたのがアンガーマネジメントです。

初めは娘に身につけてもらえるようにとアンガーマネジメントキッズインストラクター養成講座に申し込みました。
しかし、当日4時間受講する中で「これは子どもだけじゃなくまず私自身が学ばなければ」と強く感じ、独身時代のへそくりを出してアンガーマネジメントファシリテーター養成講座に申し込みました。
受講動機は自分と家族のためで、アンガーマネジメントを人に教えることは考えていませんでした。

■気づけばアンガーマネジメントを人に伝える毎日

ところが、2日間の受講を終えるころには、アンガーマネジメントファシリテーターは自分の生涯かけて取り組みたいことだとすっかり考えが変わっていました。
合格通知が届くとすぐに一時保育や講座を開催できる場所を探し、支部の勉強会に参加し……気づけばアンガーマネジメントを実践するだけでなく、人に伝える毎日になっていました。

私はアンガーマネジメントファシリテーターという仕事に誇りを持っていますが、アンガーマネジメントを伝えるためには、何よりも自分自身がアンガーマネジメントな人であることが大切だと考えています。

アンガーマネジメントに出会って早4年以上、今は親子でアンガーマネジメントを実践する毎日です。
娘もアンガーマネジメントキッズ講座の対象年齢になり、生活の中で少しずつ自分の気持ちを言葉で表すことや、適切な言葉や行動の選び方を一緒に練習しています。

子育てをしていれば怒る必要のある場面はたくさんあります。
はじめに思い描いていた「いつでも怒らずニコニコ優しいお母さん」にはなれませんでしたが、怒らなければならない時には怒るけれど、八つ当たりや怒りすぎたことによる後悔はためずにニコニコとした日々を過ごしています。

八つ当たりや後悔は連鎖させずに、上手な怒り方を次の世代に連鎖させられるよう、これからもアンガーマネジメントを実践し、普及するための活動を続けていこうと思います。

イライラしている人、イライラされて困ってしまった人、自分の気持ちを上手に伝えられない…などなどみなさん色々な思いを持ってアンガーマネジメントの門を叩きました。最初は不安だらけかもしれませんが、大丈夫!アンガーマネジメントは誰にでもできる心理トレーニングです。素敵な仲間もたくさんできます。新年度、一緒にアンガーマネジメント始めてみませんか?

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