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アンガーマネジメントは「怒り」と上手に付き合うための方法です。「怒り」が生じたときに、勢いに任せた言動で失敗しない、そして、怒るときには上手に怒れるようになるためのテクニックがたくさんあります。
しかし、今回は怒っていないときに実践するアンガーマネジメントをご紹介します。

◆「快」を蓄える

こころをコップに例えてみます。コップに不安、つらい、苦しい、痛い、疲れた、寂しい、虚しい、悲しいなどの感情が溜まると、コップからあふれて「怒り」が生じやすくなります。ですから、コップからあふれるまえに、溜まった感情をリセットして、コップの中身を減らしておけば、こころにも余裕が生まれます。

また、アンガーマネジメントを生活に取り入れると、「怒り」だけでなく他のさまざまな感情にも気づくようになります。つらい、苦しいというだけでなく、美しいものを見る、美味しいものを味わうなどの「快」の感覚や、うれしい、楽しいなどの感情に対する感度も高まるのです。

そうして「怒り」につながる感情と「快」の感覚や感情とのバランスをとることで、ものごとに寛容になり、「怒り」への耐性ができていきます。

◆季節を感じる

秋が深まってきました。木々の豊かな彩りを眺め、高い空を見上げ、枯れ葉を踏みしめる音を聞き、移りゆく季節を感じられるのは本当に素晴らしいことです。
休日に紅葉狩りに出かける時間がなくても、身近なところに小さな秋を見つけられるでしょう。「通勤途中の街路樹の色が変わってきた」、「風が冷たい」、「遠くの山が白くなった」、そんな日常のちょっとした変化を意識してみると、見慣れた景色が鮮やかに映って感動するかもしれません。

寒くなってきたので、朝、布団から出たくないと思うかもしれませんが、布団の暖かさを心地よく感じられるのも、この時期だからこそです。
冬物の洋服を出したり、コートを選んだりするのも、ワクワクして楽しい気持ちになりますよね。

◆味わう

美味しいものを美味しくいただく。これも当り前のことですが大事です。仕事に追われながら、何か考え事をしながら、あるいはテレビを見ながら、そんなときの食事は、味もわからないまま過ぎてしまいます。
注意が散漫になるものをすべて脇に置いて、食べることに集中してみてください。それだけで、食事が驚くほど美味しく感じられます。
秋の味覚、旬の食材がたくさん出回っている今、食べること、味わうことを楽しみましょう。

美しい景色に感動したり、美味しいものを味わったり、生活のなかで小さな幸せを蓄えてみませんか。

(文:田辺有理子/編集:川嵜昌子