アンガーマネジメントファシリテーター

豊田 浩己

豊田 浩己とよた ひろき

協会認定資格
AMFTアンガーマネジメントファシリテーター
AMAアンガーマネジメントアドバイザー
AMHAアンガーマネジメントハラスメント防止アドバイザー
職業・資格など
弁護士
講師(研修講師、東京弁護士会いじめ予防授業講師)
ハラスメントカウンセラー
東京弁護士会外国人の権利に関する委員会委員
東京弁護士会法律相談担当(LGBT、外国人、子どもの人権110番、心と命の法律相談等)

プロフィール

講師歴は2004年から現在。これまで担当した講義や研修は、法律系資格取得のための講義、企業内研修、いじめ予防授業、法律実務に関する講義等、多岐にわたる。
他方で、東京弁護士会及びアディーレ法律事務所所属の弁護士として、民事・刑事・行政事件等も幅広く担当し、年間法律相談件数は200件を超える。数多くの法律相談を受ける中で、トラブル予防の大切さを痛感し、特に人権侵害や差別が深刻なハラスメントやいじめの予防に力を入れることを決意。

ファシリテーターからのメッセージ

今の日本を象徴するキーワードとしてまず頭に浮かぶのは、「多様性」です。
在留外国人の増加で、言語も文化も宗教も価値観も「多様化」し、また、近年LGBTに関する情報が発信される機会が増え、性の「多様性」も認識されつつあります。
さらに、国内の世界的大企業のトップが終身雇用を維持するのは難しいと発言しているように、生涯十分な待遇で働ける保障がない企業への帰属意識は弱まり、個人個人が大切にしている「多様な」価値観を組織の中で主張する人が増え、部下と上司、従業員と企業との間で価値観や考えが衝突する事例が多くなってきました。
価値観は人それぞれ違いますが、自分の中にある価値観や正義を、相手に押し付けようと決めた瞬間、相手の思いや考えを理解しようとする余裕がなくなり、「自分の価値観や正義をあきらめたら負け」と勝ち負けの発想で生き続ける限り、多様な価値観を持つ人どうしの共存が難しくなります。怒りの連鎖を止めるために、怒りの原因となっている自分の価値観を一部でも修正できないかじっくり考えてみませんか。修正できる価値観もあれば、修正できない価値観もあるはずです。価値観を修正できない場合でも感情をコントロールして上手に自分の考えを相手に伝えることができれば、トラブルを回避できることは多くなるでしょう。みなさんもぜひ感情をコントロールする技術として、アンガーマネジメントを学んでみてください。