西 彩奈にし あやな
- 協会認定資格
- AMFTアンガーマネジメントファシリテーター
- AMRTアンガーマネジメント叱り方トレーナー
- AMHAアンガーマネジメントハラスメント防止アドバイザー
- 職業・資格など
- コンサルティング会社勤務 上級コンサルタント、接遇/苦情対応/ハラスメント研修講師
- 消費生活アドバイザー
- 産業カウンセラー
- キャリアコンサルタント
- ISO 30414 リードコンサルタント/アセッサー
プロフィール
コンサルティング会社にて人的資本経営や顧客満足・苦情対応に関するコンサルティングに従事。特に、モラル・ハラスメント、キャリア、ダイバーシティ、組織活性化や顧客満足(CS)や従業員満足(ES)などをテーマとした研修や各種コンサルティングの支援実績多数。
「平成27年度働きやすい職場環境形成事業(パワハラ対策取組支援セミナー分)」事務局を担う。
【著書】
・損保ジャパンRMレポート「持続的な企業価値創造に向けた人的資本経営」
・SOMPOリスクマネジメントコラム「攻めのカスハラ対策」で従業員を守る!(1)カスハラの基礎知識
・日刊工業新聞「パンデミックで高まる人材リスクー働きやすさ・働きがいをー」
・日刊工業新聞「人的資本経営の往古来今ー分析・強化・開示が重要ー」
・『現場責任者のための「悪質クレーム」対応実務ハンドブック~カスタマーハラスメント対策の手引き~』,ACAP編著,PHP研究所(執筆協力)
ファシリテーターからのメッセージ
職場において、雇用者側も労働者側も気持ちよく、生産性高く働くためには、「働きやすさ」と「働きがい」が必要です。心理学者のハーズバーグは、職場において満足に感じる要因(動機づけ要因)と不満足に感じる要因(衛生要因)を二要因理論として発表しました。動機づけ要因は、仕事の成果・達成や評価、仕事そのもの、成長の機会などが該当します。一方で衛生要因は、労働環境や人間関係、給与等が挙げられます。労働者のモチベーションアップのためにはどちらも大切な要素ではありますが、どんなに動機づけ要因があっても、衛生要因が整わない職場環境では人は成長しないし、定着もしないでしょう。
翻って国内の動きを見てみると、2019年に労働施策総合推進法が改正され、大企業は2020年6月から、中小企業は2022年4月からパワハラ防止措置が義務化されました。しかしながら法律で求められているからパワハラを講じるのではなく、ぜひ前段で書いたような労働者のモチベーションアップのために前向きにハラスメント対策に取り組んでいただきたいと思います。またハラスメント対策は単にどのような行為がハラスメントになるのかを知るだけでは十分ではありません。ぜひハラスメント対策にも役立つアンガーマネジメントの知識も学びながら、ハラスメント対策を講じていきましょう!