コラム
あなたの怒りのタイプもわかる『この怒り何とかして!!と思ったら読む本』
『この怒り何とかして!!と思ったら読む本』安藤俊介著 リベラル社(2015)
◆怒りをわかりやすく解説
「こちらの予定も聞かず、いきなり仕事を押し付けてくる上司にムカッ」
「仕事中、ずっと無駄話しをしている同僚にイライラ…」
「彼のルーズなお金の使い方に腹が立つ」
仕事でもプライベートでも私たちをイライラさせることが次々に起こります。そして、多くの人はこのイライラにうまく対処できずに悩んでいます。しかし、怒りをうまく扱えないのは、当り前です。なぜなら、ほとんどの人は、怒りの感情の扱い方について教わったことがないからです。
当協会代表理事の安藤俊介はアンガーマネジメントの第一人者として、全国での講演や研修を通してアンガーマネジメントを伝えています。『この怒り何とかして!!とおもったら読む本』は、数ある著書のなかでも、特にわかりやすく怒りと怒りへの対処について解説しています。
◆あなたの怒りのタイプは?
怒りを感じるポイントや怒りの表わし方は、人それぞれです。
この本では、簡単な質問に答えるだけで怒りのタイプを知ることができます。
自分の怒りのタイプがわかれば、怒りを感じる原因やシチュエーションをうまく避けることができます。また、考え方や思い込みを変えることで、イライラを減らすこともできるでしょう。
怒りのタイプは、6つに分けられます。
・熱血柴犬タイプ
正しさや自分の信念を大切にし、目標に突き進む力がある
・白黒パンダタイプ
向上心が強く、物事をきちんとやり遂げる
・俺様ライオンタイプ
自分に自信があり、リーダー的存在として周囲を引っ張る
・頑固ヒツジタイプ
穏やかそうに見えて、確固たる強い芯を持っている
・慎重ウサギタイプ
じっくり考えるのが好きで、冷静に物事を進めていく
・自由ネコタイプ
好奇心旺盛で、自分の思いや主張を素直に表現する
動物にたとえたタイプごとに、怒りのクセや起こりやすいトラブル、そしてイライラを減らすためのポイントが解説されています。
たとえば、白黒パンダタイプの人は、物事に白黒つけたがり、あいまいなことにイライラしがち。完璧主義で自分にも人にも厳しくなり、優柔不断ではっきりしない人が許せないということもあります。
タイプが違えば、イライラするポイントも違います。また、自分はこのタイプだろうと思っていても、実際には違っていることもあるかもしれません。また、アンガーマネジメントを実践するなかで、タイプが変わることもあります。
当協会では詳細な診断ができるアンガーマネジメント診断を提供しています。
上手にイライラを減らすためには、まず自分の怒りのクセを知り、それに応じた対処を実践していくことが効果的です。
あなたは、どのタイプですか?