プレスリリース

2015年12月09日

第1回「アンガーマネジメント大賞2015」発表!


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~一般社団法人日本アンガーマネジメント協会、全国の一般人男女約400人と、アンガーマネジメントの公認講師200人に対してアンケート調査、投票を実施~


怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニング「アンガーマネジメント」の普及を行う、一般社団法人日本アンガーマネジメント協会(所在地:東京都港区、代表理事:安藤俊介)は、全国の20歳~59歳までの男女約400名を対象にアンケート調査*1を実施。2015年を振り返り、①上手に怒りの感情をコントロール・対応した有名人②怒りの感情をコントロールできずに失敗してしまったと思う有名人③今年一番怒りを感じたニュース・出来事について調査結果をまとめました。
その後、このアンケート調査で上位に挙げられた回答の中から、11月28日に東京・アキバホールで行われた日本アンガーマネジメント協会年次総会で、当日出席した当会公認の、アンガーマネジメントファシリテーター(アンガーマネジメントの公認講師)200人が各設問に投票し、それぞれ第1位を選出しました。中でも①上手に怒りの感情をコントロール・対応した有名人の第1位は、2015年に最も怒りの感情をコントロールできた人物として、「アンガーマネジメント大賞2015」に認定いたします。

 調査の結果、2015年に最も上手に怒りの感情をコントロール・対応した有名人「アンガーマネジメント大賞2015」に選ばれたのは、現役最年長のプロサッカー選手である三浦知良氏でした。今年4月、野球評論家の張本勲氏がテレビ番組で、48歳の同氏に引退を促すようなコメントをした際に、穏やかに対応をしたことが評価の対象となりました。

反対に、怒りの感情をコントロールできずに、失敗してしまったと思う有名人には元大韓航空副社長、通称「ナッツ姫」のチョ・ヒョナ氏が第1位に選ばれました。大韓航空機内で客室乗務員のナッツの提供方法に怒り、旅客機を搭乗ゲートに引き返させた事件は、2014年12月ですが、今年1月に初公判、2月に実刑判決を受けるなど2015年になってもニュースが大きく報道されたこともあり、印象深かかったようです。
 今年1番怒りを感じたニュース・出来事の第1位は幼児、少年少女関連事件が選出されました。2015年は、2月の川崎市・多摩川河川敷での中学一年生殺害事件や6月の愛知県高校男子暴行殺人事件、8月の寝屋川少年少女殺人事件、全国各地の幼児虐待事件などが連日報道され、幼児や児童が関わる事件が多い年であったと認識していることがわかりました。

その年に注目された人物、毎年起きる様々な事件やトラブルは同年の世相を表していると言えます。日本アンガーマネジメント協会が実施をした、“怒りの感情コントロール”の専門家の投票による、日本初“怒り”の視点による2015年の総括。以下に調査結果をとりまとめました。ぜひご一読ください。

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*1 調査の方法
① 一般の方へのアンケート調査
調査期間:2015年11月12日~11月13日
調査方法:インターネット調査
調査対象:20歳~59歳までの全国の男女約400人
対象項目:2014年11月~2015年10月の間に注目された人物・事件・事柄

② アンガーマネジメントファシリテーター(日本アンガーマネジメント協会の公認講師)による投票
調査日:2015年11月28日(日本アンガーマネジメント協会年次総会/東京・アキバホール)
調査方法:投票用紙への記入
調査対象:全国のアンガーマネジメントファシリテーターの公認資格を持つ男女200人
対象項目:①の調査により各設問で上位に挙げられた7項目を選択肢として、調査投票を実施

【調査結果】

①上手に怒りの感情をコントロール・対応したと思う有名人は誰ですか?(n=200)
第1位「アンガーマネジメント大賞2015」 プロサッカー選手 三浦知良氏(59人)

上手に怒りの感情をコントロール・対応したと思う有名人 人数
第1位 三浦知良氏 (プロサッカー選手) 59人
第2位 大塚久美子氏 (大塚家具代表取締役社長) 53人
第3位 GACKT氏 (アーティスト) 36人
第4位 ラグビーワールドカップ日本代表 23人
第5位 浅田真央氏 (プロフィギュアスケート選手) 19人
第6位 松岡修造氏 (元プロテニス選手、タレント) 9人
第7位 安倍晋三氏 (内閣総理大臣) 2人

(一般社団法人日本アンガーマネジメント協会調べ)

上手に怒りの感情をコントロール・対応したと思う有名人は誰ですか?という問いに対して、最も投票人数が多かった人物は、プロサッカー選手の三浦知良氏でした。4月、野球評論家の張本勲氏がテレビ番組で、48歳の同氏に「若い選手に席を譲ってやらないと」と引退を促すようなコメントをしました。その際に「『もっと活躍しろ』って言われているんだなと思う。『これなら引退しなくていいって、オレに言わせてみろ』ってことだと思う」と語り、穏やかに対応をしました。三浦氏に投票をした一般の方は、このやりとりを見て「張本氏にも恥をかかせなかった」(20代/男性)「反論するのではなくポジティブな対応をした」(50代/女性)といった意見が挙がり、自身が感情をコントロールして対応をすることで、怒りの感情をむやみに連鎖させなかった点が高く評価されました。
なお、アンガーマネジメントファシリテーターから、今年最も上手に怒りの感情をコントロールした人物として選ばれた三浦知良氏を、日本アンガーマネジメント協会認定の「アンガーマネジメント大賞2015」に選出させていただきました。
 次に投票数が多かった人物は現大塚家具代表取締役社長の大塚久美子氏。2月、会長の勝久氏と経営権を巡って対立すると、その後は記者会見や法廷の場での勝久氏の強い批判に対して、終始冷静な対応を続けました。一般の回答者からも「実の父親が相手であるにも関わらず、常に冷静であった」(30代/女性)、「冷静な対応が世論の支持を集めたと思う」(40代/女性)という旨のコメントが多く寄せられました。3月の株主総会で久美子氏が勝利し、同社の経営権を手にすると、7月には新たなブランドロゴマーク、ブランドビジョンの発表、11月には、創業初となる最大50%割引の特売セールを実施。同社の新たな歩みを牽引しています。
 GACKT氏は3月、フランスでレストランに入ると、アジア人が特定の席に座らされる人種差別に遭いました。その時店員に「大きな声でわかりやすく理由を説明してくれ」と笑顔で抗議。上手に感情をコントロールし、海外でも毅然と自分の意思を伝えた姿に「堂々としている」(50代/女性)と声が挙がるなど、大きな話題となりました。

《日本アンガーマネジメント協会 代表理事 安藤俊介の考察》 
 三浦知良氏は目上の方の意見を尊重しながらもポジティブに切り返した点が多くの人の共感を集めたと考えられます。張本氏は歯に衣着せぬ物言いが人気を集める一方で、同氏の言動を上から目線と捉える人もいるでしょう。そうした張本氏の発言に対しての三浦氏の反応は、気難しい上司に対する軽やかな返し技として見習いたい人が多いのではと思います。
 大塚久美子氏は勝久氏の強い批判にも感情的にならずに企業のトップとして冷静に対応した点が評価されました。勝久氏の発言は大人気ないものに映った人が多かったように思いますが、娘の立場から父親に上手に対応した点に、先程の三浦知良氏と同じく、目上の人に対する上手な切り返しが多くの人から支持された点と考えられます。GACKT氏も人種差別というデリケートな問題に対して、冷静に伝えたいことを伝えたという点が支持されたと言えるでしょう。

② 怒りの感情をコントロールできずに、失敗してしまったと思う有名人は誰ですか? (n=200)
第1位 元大韓空港副社長 チョ・ヒョナ氏(132人)

怒りの感情をコントロールできずに、失敗してしまったと思う有名人 人数
第1位 チョ・ヒョナ氏 (元大韓空港副社長) 132人
第2位 大塚勝久氏 (元大塚家具会長) 25人
第3位 森喜朗氏 (元内閣総理大臣) 18人
第4位 橋下徹氏 (大阪市長) 10人
第5位 佐野研二郎氏 (デザイナー) 7人
第6位 熊切あさ美氏 (タレント) 5人
第7位 上西小百合氏 (衆議院議員) 3人

(一般社団法人日本アンガーマネジメント協会調べ)

「怒りの感情をコントロールできずに、失敗してしまったと思う有名人」だ1位として選ばれたのは、元大韓空港副社長のチョ・ヒョナ氏。2014年12月、大韓航空機内で客室乗務員のナッツの出し方に暴言を吐きながら怒り、旅客機を搭乗ゲートに引き返させたとして、同副社長チョ・ヒョナ氏が逮捕・起訴されました。思い通りの機内サービスを提供されなかったことで“機内サービスはこうあるべきである”という同氏の強い固定観念が怒りの感情を呼び、大事を引き起こした例として見られたようです。同氏に対し一般の回答者からは「立場をわきまえず傍若無人」(50代/男性)「感情に任せて多くの人を振り回した」(40代/女性)ことが印象的であったとのコメントが集まりました。
 本項目で次に投票数が多かった人物は、元大塚家具会長の大塚勝久氏。「上手に怒りの感情をコントロール・対応したと思う有名人」で第2位に選ばれた娘の大塚久美子氏とは対照的に、法廷や記者会見の場など、公の場で感情的な言動をしたことが、投票者に強く印象付けられたようです。一般の回答者からは「公私混同をしている」(男性/40代)「家庭のことを公の場でも出して見苦しい」(女性/40代)といった感想が多く集まりました。3月の株主総会で同社の会長の任を解かれた勝久氏は8月に「匠大塚」という、家具などの卸売、小売、アフターメンテナンス業務など幅広く行う新会社を設立。今後はビジネス上のライバルとして、久美子氏と争う構えです。
 森喜朗元内閣総理大臣は、7月に起きた新国立競技場の白紙撤回や、同月に発覚した東京五輪エンブレム盗作疑惑など、渦中の事件における責任者とは思えない、他人事のような発言や態度に「責任転嫁をしている」(50代/男性)との意見が寄せられるなど、注目が集まりました。今も収束を見せない五輪関連問題で、今後どのような対応を行っていくのかにも関心が高まっています。

《日本アンガーマネジメント協会 代表理事 安藤俊介の考察》  
 チョ・ヒョナ氏は自分が副社長を務める会社において、お客様の安全や都合よりも、自身が思う「サービスはこうあるべき」という「べき」に固執し、会社の信頼そのものを地に落としたという点が多くの人の記憶に残りました。また怒りの感情が、「立場の強い人から弱い人に向かう」という性質そのままに、部下に自分勝手な強い怒りをぶつけてしまったという点も多くの人から反感を買った点でしょう。
 大塚勝久氏は真の争点である経営の問題よりも、娘との確執という私闘を全面に出してしまったことが世間から評価されなかった点です。感情的になればなるほど、実は相手に伝えたいポイントが伝わらなくなってしまうということを理解できずに感情を全面に表してしまった点がとても残念と言えるでしょう。

③ 今年一番怒りを感じたニュース・出来事は何ですか?(n=200)
第1位 幼児、少年少女関連事件(60人)

今年一番怒りを感じたニュース・出来事 人数
第1位 幼児、少年少女関連事件 60人
第2位 IS関連問題 54人
第3位 新安全保障関連法制の可決 33人
第4位 マイナンバー制度導入 16人
第5位 東京五輪関連問題 13人
第5位 近隣諸国外交問題 13人
第7位 マンション傾斜・杭打ち偽装問題 11人

(一般社団法人日本アンガーマネジメント協会調べ)

様々な事件、ニュースが報道された2015年、アンガーマネジメントファシリテーターが選ぶ、「今年一番怒りを感じたニュース・出来事」は、幼児、少年少女関連事件でした。2月に多摩川河川敷での中学一年生殺害事件や6月の愛知県高校男子暴行殺人事件、8月の寝屋川少年少女殺人事件、また全国各地で起こる幼児虐待事件など、2015年は幼児や少年少女が関わる事件が非常に多い年であったと考えられています。このニュースが選ばれた理由として、一般の回答者は「特に自分の身近な問題であり、怒りを感じた」(30代/女性)「自分も子供がいるため、自分ごとであるように思った」(40代/女性)と、“身近”“自分ごと”がキーワードとなる意見が多く寄せられました。
 連日報道が続くIS関連問題は、投票数僅差で、第2位になりました。世界各地で広まるISによるテロ行為やそれに対する報復攻撃は、現在非常に関心の高くなっているトピックスです。1月には、人質であった日本人ジャーナリストの殺害などが起こり、国際問題に日本も直接関わることで、「自分の身にも起りうると感じた」(20代/女性)と、人々の不安を煽りました。
 第3位に選ばれたニュースは、9月に可決した新安全保障関連法制。集団的自衛権による米軍や他国軍との連携や、有志連合等への自衛隊参加、自衛隊の武器使用条件の緩和が進んだ。世論では賛否の声が高まり「説明不足のまま、強行採決が進んだ」(50代/男性)などの声があがる中、新法案可決に至ったことで、怒りを覚えた方が増えました。
 10月より導入されているマイナンバー(社会保険・税番号)制度導入は、事前説明や告知不十分、また個人情報流出の可能性が問題視されたことで第4位にランクインしました。制度導入後、マイナンバーに関する詐欺などが全国で横行し、新たな問題も浮き彫りになったことが「すでに問題がおきている現状や問題が起きた時の責任の所在が不明である」(女性/40代)など投票者の怒りに拍車をかけました。

《日本アンガーマネジメント協会 代表理事 安藤俊介の考察》  
 怒りの感情は、身近なものに強く感じるという性質があります。そのため、幼児、少年少女という身近な事件について多くの人が怒りを感じたのはごく自然な結果と言えるでしょう。弱い者に対する暴力というのは多くの人の反感や怒りを買います。
 怒りの感情は第二次感情と言います。不安、苦しい、寂しい、辛いといった一般的に言うマイナスな感情である第一次感情をたくさん持っていると、第二次感情である怒りの感情を感じやすくなります。本項目において全般に言えることですが、連日のメディアによる報道で多くの人が不安を感じるようになり、その結果として怒りの感情を感じたという人が多かったでしょう。


各設問に対する一般の方からのアンケート回答理由(一部)

【① 上手に怒りの感情をコントロール・対応したと思う有名人は誰ですか?】
第1位:三浦知良氏 (プロサッカー選手)
・他人の意見を、しっかりと受け止めたうえで公の立場として発言する姿勢に感銘を受けた。(40代/女性)

第2位:大塚久美子氏 (大塚家具代表取締役社長)
・私的な親子喧嘩を冷静に対処した。(50代/女性)

第3位:GACKT氏 (アーティスト)
・感情的な言動を交えず、自分の意思を伝えた。(20代/男性)

第4位:ラグビーワールドカップ日本代表
・ワールドカップ3戦目、サモア戦では、相手のラフプレーにもフェアプレーで応戦して完勝をした。(男性/20代)

第5位:浅田真央氏 (プロフィギュアスケート選手)
・5月に現役続行を表明するまで引退説など、様々な噂を立てられたが、常に笑顔で対応していた。(20代/女性)。

第6位:松岡修造氏 (元プロテニス選手、タレント)
・各メディア出演の際に、感情をうまくコントロールし、自身を表現している。(30代/女性)

第7位:安倍晋三氏 (内閣総理大臣)
・近隣諸国や野党の不当なバッシングに対しても冷静に対応している。(40代/男性)

【② 怒りの感情をコントロールできずに、失敗してしまったと思う有名人は誰ですか?】
第1位:チョ・ヒョナ氏 (元大韓空港副社長)
・権力をふりかざし、飛行機を私物のように扱ったから。(50代/女性)

第2位:大塚勝久氏 (元大塚家具会長)
・発言が支離滅裂。押しつけがましい。(女性/20代)

第3位:森喜朗氏 (元内閣総理大臣)
・開き直りをしていて、みっともない。(女性/40代)

第4位:橋下徹氏 (大阪市長)
・常に怒っている印象。言葉の選び方がやや粗いので、冷静さを欠いているように聞こえることがある(女性/40代)

第5位:佐野研二郎氏 (デザイナー)
・過去の作品でも盗用疑惑がでた際に自分も被害者面をしたことで、火に油を注いだように見えた。(女性/40代)

第6位:熊切あさ美氏 (タレント)
・片岡愛之助氏との破局問題で、人前で号泣するなど感情のコントロールができていないと思った。(女性/20代)

第7位:上西小百合氏 (衆議院議員)
・記者会見での反省の色が見えない態度を見てあきれた。(男性/30代)

【③ 今年一番怒りを感じたニュース・出来事は何ですか?】
第1位:幼児、少年少女関連事件
・自分も子供がいるため、自分ごとであるように思った。(40代/女性)

第2位:IS関連問題
・邦人が拘束、殺害されたことで、自分の身にも起りうると感じた。(20代/女性)

第3位:新安全保障関連法制の可決
・すでに問題がおきている現状に怒りを感じる。また問題が起きた時の責任の所在が不明である。(女性/40代)

第4位:マイナンバー制度導入
・マイナンバー制度自体が説明不足でよくわからないし、初歩的なヒューマンエラーも発生していて、粗末に感じる。(女性/50代)

第5位:東京五輪関連問題
・スタジアムに超高額の税金が使われていること。またエンブレムに盗作疑惑があがり、水を差された気分になった。(男性/20代)

第5位:近隣諸国外交問題
・中国、韓国の国際社会における身勝手な行動や、日本に対する理不尽な言動。(男性/30代)

第7位:マンション傾斜・杭打ち偽装問題
・せっかく大金で買ったマンションに欠陥があると考えると、自分のことではなくとも怒りを感じる。(女性/20代)

【アンガーマネジメントとは】

アンガーマネジメントとは、1970年代にアメリカで開発された、怒りの感情と上手に付き合う(マネジメントする)ための心理トレーニングです。
アンガーマネジメントを学ぶことによって、自分自身の怒りを理解し、感情のコントロールをしたり、ポジティブな考えを生み出せ、また周囲との良好な人間関係を成立させることができます。プログラム開発当初は、DVや差別、軽犯罪者に対する矯正プログラムとしてカリフォルニア州を中心に確立され、現在では全米の教育機関や企業でも広く導入され、教育・職場環境の改善、学習・業務パフォーマンスの向上を目的に、長年活用されています。

2001年頃より、アンガーマネジメントの社会での必要性がより高まり、プログラムの普及が急激に加速しました。現在アメリカ国内では、1,500名以上の認定ファシリテーターが所属するナショナルアンガーマネジメント協会(National Anger Management Association)をはじめ、アンダーソン・アンド・アンダーソン(Anderson and Anderson)やMFTNY(Marriage and Family Therapy of New York)などが組織されており、ビジネスパーソン、政治家、弁護士、医師、スポーツ選手、俳優など、職業にとらわれず、実に様々な人達が、よりよい生活や人間関係を手に入
るために「アンガーマネジメント」を取り入れています。

怒りの根本には、実は様々な感情が隠されています。その感情が何なのか?自分の怒りが起こる原因は一体どこからなのか?アンガーマネジメントを学ぶ事によって、自分自身の怒りを理解し、コントロールしたり、癒したり、ポジティブなものへ変換させたりすることができます。それにより、自分の中でたくさんの変化が生まれ、感情がさらに豊かになり、職場での問題解決や夫婦や友人、人間関係全般、自分の周りに関係するあらゆる物事に良い循環が生まれるようになります。

近年アンガーマネジメントは、日本をはじめ世界でもその重要性を認められ、公的機関や企業、教育現場、医療現場などで導入が始まっています。日本でも、世界最大組織であるナショナルアンガーマネジメント協会(アメリカ)の日本支部として、2011年6月に一般社団法人日本アンガーマネジメント協会を設立させ、文部科学省も重要視する「アンガーマネジメント」を社会に浸透させています。

【アンガーマネジメントファシリテーターとは】

一般社団法人日本アンガーマネジメント協会が公認する、アンガーマネジメントのプロフェッショナル。同協会が実施する、アンガーマネジメントファシリテーター養成講座(http://urx2.nu/pFcn)を受講し、アンガーマネジメントのスキル・知識を認められた人物に付与される資格。アンガーマネジメントファシリテーターになることで、アンガーマネジメントの基礎的な知識を伝える「アンガーマネジメント入門講座」を日本アンガーマネジメント協会公認の下で開講したり、自身が提供する研修メニューの一つとしてアンガーマネジメントを取り入れることができるようになる。
近年、教員のアンガーマネジメントファシリテーター取得を推進する教育委員会も現れ、ビジネス、教育などあらゆるシーンで活躍の場が広がっている。

【一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会】

法人名:一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会
代表者:代表理事 安藤 俊介
所在地:〒108-0023 東京都港区芝浦3-14-8 芝浦ワンハンドレッドビル6階

安藤 俊介(あんどう しゅんすけ)

怒りの感情コントロール専門家。怒りの感情と上手に付き合う(マネジメントする)ための心理トレーニング「アンガーマネジメント」の日本の第一人者。
ニューヨークで働いていた際、イライラ、怒りに振り回される自分に苦しんでいたところ、「アンガーマネジメント」に出会う。怒りを理解し、うまくマネジメントする手法を実践するうちに、自分自身が生まれ変わったことを実感する。世界で15人しかいない最高ランクのトレーニングプロフェッショナルにアメリカ人以外では唯一登録されている。

代表著書


怒りに負ける人
怒りを生かす人

出版社:朝日新聞出版
2016年3月発行/¥1200+税
ISBN:978-4-022-51367-0

この怒り 何とかして!!と思ったら読む本
出版社:リベラル社

2015年2月発行/¥1,200+税
ISBN:978-4-434-20324-4

イラッとしない思考術
出版社:ベストセラーズ

2014年11月発行/¥1,400+税
ISBN:979-4-584-13604-1


【メディア出演実績】

TV :NHK「おはよう日本」、日本テレビ「NEWS ZERO」、テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」 等
新聞:朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、日本経済新聞、産経新聞、日刊スポーツ、夕刊フジ 等
雑誌:AERA、PRESIDENT、週刊東洋経済、anan、MORE、BAILA、美的、UOMO、GQ JAPAN、ALBA 等

【アンガーマネジメント 導入実績】

企業:三井物産株式会社、野村証券株式会社、スカイマーク株式会社、SMBCコンサルティング株式会社 等
教育関連:東京都教育委員会、神奈川県教育委員会、奈良県教育委員会、埼玉県立飯能南高校 等
アスリート:片山晋呉(プロゴルファー)、前園真聖(元プロサッカー選手) 等