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歯医者で暴力行為を働いたカナダの男性が、素行が優秀だということで大幅に減刑されることになりました。

精神疾患のあるビクトリア州に住むケリーは、そろそろ午前中の診療が終わる歯医者に入って来て、受付の女性に「口の中の痛みを取るため麻酔を打て」と詰め寄りました。そこで女性が「1時間後にまた来て下さい」と言うと、怒って缶切りを持った手で彼女を刺すような動作をしました。

受付の女性は電話で緊急ボタンを押しました。「私に銃でも向けようものなら、ただじゃおかないわよ」とケリーに言い、他のスタッフが麻酔を打つとおとなしくケリーはクリニックを後にしたそうです。

逮捕時には釈放の条項は含まれていなかったものの、12月に刑の審議が再開された時、ケリーに保護観察の期限を延長して何も問題を起こさないか様子を見てみることにしました。そして先週金曜日、ケリーは条件付きの刑を訴求するのはふさわしくなく、執行猶予の期間を延長する判断がなされました。裁判官は「人が前進した時、それは認められるべきだしふさわしい見返りがあるべきだ」と述べています。

ケリーはまだ監視下に置かれており、武器を持たないこと、違法ドラッグを使用しないこと、アンガーマネジメント講習、ライフスキル、人間関係の講習を受講する義務があり、6ヶ月後に地裁に再び出廷します。担当判事は、「その時にまたどれ程の進歩があったか見るのを楽しみにしている」と語っています。

今回は実際に危害を加えていなかったのも減刑につながったのかもしれませんが、自分の過ちを認めて素直に裁判所の意向に従う姿勢が評価されたのでしょう。保護観察中にトラブルを起こして拘置所に逆戻りしてしまう米セレブ達とは違いますね。

(英文記事URL)
http://www.timescolonist.com/health/assaulted+clinic+manager+rewarded+good+behaviour/6031946/story.html

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