コラム
思春期前にアンガーマネジメントを!
「自分の子どもが怒りっぽくて、どうにかしたい」と困っている親御さん、結構多いのではないでしょうか?2000年に米国で大学の研究者によって行われた研究によると、子どもの頃に短気やイライラの問題を抱えていた子ども(1970年生まれ)は、30才になった時点でそうでなかった子どもより、自分の人生に不満を持つ傾向が強くなるそうです。
そこで専門家は、思春期前にアンガーマネジメント講習を子どもに受けさせるのが最も効果が高いと述べています。12才前に自分の怒りをコントロールする事を学んだ子どもは、反抗期を迎えても家でより平和な環境を作れますし、親にとっても利益が大きいのです。
以下に、簡単にできる子どものアンガーマネジメントを紹介しますね。
1.落ち着かせるために、深呼吸させて10数えさせる。
2.怒りの代わりになる選択肢を提示する。もし宿題が難しければ、怒るのではなく親か先生に教えを請う、というオプションを教えてあげる。
3.クレヨンと紙を渡し、自分の気持ちを絵に描かせる(エクスターナライジングというテクニックです)
4.散歩や自転車に連れ出す。
5.「もし怒りをコントロールできたら話を聞くよ」と言ってみる。「家の周りを5周して、戻って来たら話を聞くからね」等。
そして怒りは皆にある感情と教え、親であるあなた自身が「頭に来たけど、アンガーマネジメントしたら上手く行ったよ」という成功事例を話してあげましょう。
本日も当協会では親御さん向けのアンガーマネジメント講習が開かれ、多くの方が参加されました。子どもにアンガーマネジメントを教えるには、まず親がアンガーマネジメントを身に付ける必要があります。今後もアンガーマネジメント講習を随時開講していきますので、ぜひ学んでみて下さいね!
(英文記事URL) http://www.angermanagementtips.com/children.htm