コラム
ナオミの武器は宝石入り携帯
スーパーモデルのナオミキャンベルと言えば、「切れやすい性格」を通り越して実際に暴力事件を起こしてしまった事で有名です。そんな彼女が先週CNBCのTVインタビューで、自身の精神面の変遷について語っていました。
まずどんな事件を起こしていたのかというと、2000年には電話でアシスタントを殴り有罪。2007年には宝石が埋め込まれた携帯で家政婦を殴って地域奉仕活動に従事。2008年には紛失した荷物を巡ってヒースロー空港の警備員に殴り掛かり、ブリティッシュエアウェイズから乗車拒否されたりしています。実は彼女、数年間コカイン中毒でも苦しんでいたこともあるのです。
この性格を形成する大きな原因の一つが、彼女が生まれる前に家を出て行った父親だというのですが…ナオミは一度も父に会ったことがなく「父に見捨てられた」という感覚が非常に強いそうです。
しかし最近は、自分の感情と向き合えるようになってきたそうです。
「確実に前に進んでいる。過去のことは後悔していない。謝罪したし、責任も取った。そんな事をしてしまったのに正当な理由はないし。壊さなければいけない、自分の行動パターンを理解する必要があったのね。私は心身ともに枯れていた。気分は最悪だったし、友達もたくさん失った。でもそういう経験が必要だったの。私が通らなければいけない道だったから」
すぐに手を挙げてしまう性格形成に父親が影響を与えているにせよ、それを変えて行けるのは他ならない彼女自身です。ナオミは今年41才。過去に色々問題はありましたが、成長して今後より素敵な大人になっていくことでしょう。
ちなみに、ナオミはネルソン・マンデラ氏を敬愛しているそうです。マンデラ氏は、「感じる必要のない罪悪感」を払拭してくれるのだそうです。