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アンガーマネジメントのテクニックの1つに、「数を数える」という方法があります。これは『カウントバック』と呼ばれ、100から3ずつ引いても数えてもいいし、英語で数を数えてもOK。とにかく数を数える事で「意識を怒りの対象から遠ざける」テクニックです。

よく「そんな簡単な方法で効く訳ない」と言う方がいるのですが、「言うは易し行うは難し」で、このシンプルなタスクが結構難しいのです。今回の記事では、どうしてたった「10」数えられないのか、その理由をご紹介します。

そもそもなぜ「数を数える」のが効果的かというと、それは私達の脳の仕組みに関係しています。怒りは原始脳と呼ばれる大脳辺縁系でまず生成され、ここは主に「生命の危機から身を守る」という生命維持活動に必要不可欠な反応を起こします。怒りを感じれば、筋肉の血流量を増加させ、目の前の敵から逃げるか闘うか準備をするのです。怒ると心臓がバクバクいうのはこの反応です。

ただ、文明社会において、敵に命を奪われるというシチュエーションはまず起きません。しかし強い怒りを感じてしまうと、私達が本来持つ反応で、心が体に「今は生命の危機ですよ」とトリックをしかけてしまうのです。

この時、数を数える事で、私達の脳に合理的な判断を下す時間を与えます。大脳新皮質は高等生物ほど発達しており、言葉から状況を合理的に判断してくれるので「今は生命の危機ではないので、そんなに怒って反応しなくて大丈夫」と自分に言い聞かせる事ができるのです。

以上踏まえた上で、本題の、「なぜ私達は怒ると10も数えられないのか」という理由です。

これは、私達が余りにこのテクニックを軽視しすぎるために、普段軽い怒りを感じたくらいでは、数を数えようとしません。そしていざ「この怒りをどうにかしたい!」と思うような強い怒りを感じた時には、普段やり慣れていない「カウンントバック」は頭から吹っ飛んでしまうという訳です。

怒りのレベルが低い時には、実は「自分が今怒っている」と気付かないケースも多々あります。自分の心と体をスキャンするにはちょっと意識的にならないといけませんが、アンガーマネジメントは「慣れ」が必要です。

いざという時に簡単なテクニックが使えるように、普段から自分の感情に敏感になり、まだ怒りが低いレベルのうちから、どんどん練習していって下さいね。

(英文記事URL)
http://www.vcstar.com/news/2012/sep/05/taking-time-out-counting-to-10-waters-down-anger/

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