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今月に入り、学校での体罰のニュースがさかんに取り上げられています。「しつけや指導に体罰は必要なのか」という話題は、以前こちらのブログでも取り上げたことがありますが、結論から申し上げれば、弊協会では「体罰は意味がない」という立場を取っています。

まず皆さんに理解して頂きたいのは、「叩く=言う事を聞かせる」か「叩かない=躾をしない」という二元論的思考から脱却する必要があるという点です。子どもの成長を導くため、背中を押してあげる方法は他にいくらでもあるのです。それなのになぜ「叩けば効果があるのか、ないのか」という議論に流れてしまうのでしょうか。

私たちは、子どもも大人も主体的に行動する「人間」です。自分の行動は、いつだって自分で決めたいのです。そこで親や教師がするべきなのは、子どもの気持ちをまず理解し、意見を聞き、大人の視点を加え助言をする事。大切なのは、子ども自身にも解決策を考えさせる点です。

子どもは、自分が「こうしなきゃ!」と気付いて初めて、自分の行動を変えられます。その気付きを、教師や親がどれだけ与えてあげられるかが鍵になるのです。

そのプロセスを踏まず、いきなり大人の目線を押し付けて命令したり、恐怖や威圧、体罰によって子どもをコントロールしようとしたらどうなるでしょう。

これで子どもの健全な成長を加速できるでしょうか?

調査によると、子どもを叩く、平手打ちする、つかみかかるという体罰は子どもに不安、うつ、酒や麻薬などの常用癖、人格障害にかかる可能性を高めてしまうとのことです。研究者は、精神的な病気の7%以上は子どもの頃の体罰と深く関わりがあると発表しています

皆さんは、どう考えられますか。

(参考文献)
Ross W. Treene The Explosive Child 2010

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