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◆お悩み

今回は、30代主婦の方です。

子供がおり、去年の春から幼稚園に通っています。
幼稚園の未就園児向け教室のころから知り合ったママ友たちとは、ときどきランチに行ったり、子供を公園で一緒に遊ばせたりと仲良く付き合っています。
その中の一人のママ友の行動にイライラしてしまいます。

子供同士で遊んでいて、他のお友達の持っているものを取ってしまったり、叩いてしまったりしても、子供を注意しません。私だったら、すぐ飛んで行って、相手の子に謝るように怒るのに・・・。
お菓子をみんなで食べようと出しても、他の子の分まで食べてしまうこともあります。
なのに、まったく注意しないのです。

子供同士は仲がいいのでよく一緒に遊ぶのですが、そのたびに家に帰ってからも思い出してイライラしてしまいます。どうしたらいいでしょうか?

◆アンガ―マネジメント的アドバイス

ママ友の存在は子育てにおいて、重要ですよね。
子育ての悩みを分かち合ったりできる仲間でもあります。
それと同時に、ママ友トラブルを題材にしたテレビドラマもあったほど、身近な話題でもありますね。
では、今回のお悩みをアンガ―マネジメント的に考えてみましょう。

怒りとはどのようなときに生まれるのでしょうか?
それは、自分が正解だと思う価値観(~するべき)と現実との間にギャップがあるときに発生します。

この相談者の方は、「自分の子供がお友達のものを取ってしまったり、叩いたりしたら、すぐに注意をして、謝るように怒るべき」という考えを持っていました。
でも、ママ友は「自分の子供がお友達のものを取ってしまったり、叩いたりしたら、すぐに注意をして、謝るように怒らなかった」ので、イライラしたのです。

この「べき」はそれぞれ自分で持っているので、どんな「べき」にも正解・不正解はありません。本人が正しいと思っているのであれば、どんな「べき」も正解なのです。
ただし、この「べき」が他の誰にでも正解であるとは限りません。
前述のママ友のように「怒らない」べきもあるように、自分と他人は違うべきを持っていることを理解しましょう。

怒らないママ友にイライラするのではなく、こういうべきの人もいるということを知る必要があります。しかし、あまりにも度が過ぎる場合には、本当にこの友人関係が必要なのかということも含めて、対処する方法を考えましょう。

お子さん同士が仲がいいのであれば、あまり親がイライラすることはないかもしれません。
どうしても気になってしまうのであれば、自分の気持ちを上手に伝えるか、距離をおくのも一つの方法でしょう。

伝えるときは、「(あなた)メッセージ」ではなく「I(私)メッセージ」にするとよいでしょう。
「あなたはなぜ自分の子供を怒らないの?」「あなたは自分の子供をちゃんと怒るべき」と相手を批判するのではなく、「私は、あなたが子どもに注意をしないのが不安に感じる(心配)」と、自分の気持ちを伝えます。

過去と他人は変えられません。自分が一番イライラしないでいられる方法を探しましょう。
幼稚園在園期間はあっという間です。楽しくすごせるとよいですね。

(文:相原あすか/編集:川嵜昌子

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