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パワハラ防止のためのアンガーマネジメント入門

2016年01月21日

◆パワハラ問題の現状

厚生労働省の個別労働紛争解決制度施行調査(平成26年度)によれば、民事上の個別労働紛争の相談は増加しており、内容では「いじめ・嫌がらせ」に関する相談が一番多く、平成26年には6万件を超えています。
また、同省の「職場のパワーハラスメントに関する実態調査」では、過去3年間にパワハラを受けたことがあると回答した人が25.3%、じつに4人に1人にのぼっています。
職場のいじめや嫌がらせ、すなわちパワハラが大きな問題になっています。
ところが、パワハラをしたと感じたり指摘されたりしたことがあるという回答は7.3%で、被害者と加害者との間には、認識の差があることが明らかになっています。

しかし、何をもってパワハラになるのかわかりにくい部分もあります。
たとえば、少し前なら当たり前に通用した注意や指導でも、他の職員がいる前での叱責が「公開叱責」といわれ、パワハラと言われる場合もあるそうで、注意を要するというのです。

◆パワハラ防止にこの一冊

そこで、今回ご紹介する一冊は『パワハラ防止のためのアンガーマネジメント入門 怒り、イライラのコントロールで職場が変わる!成果が上がる!』(小林浩志著 東洋経済新報社 2014年)です。

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著者の日本アンガーマネジメント協会理事小林浩志は、社会保険労務士として働きながら、大学院でパワーハラスメントの法的・実務的対策を研究、セクハラパワハラ防止の講演活動を行なっています。その活動のなかで、パワハラ防止のために有効な方法としてアンガーマネジメントを紹介しています。

パワハラは、上司が感情をコントロールできず、部下とのコミュニケーションをうまくとれないことが原因となる場合があります。言い換えれば、上司が感情のコントロールに長け、上手に部下とコミュニケーションを取ることができれば、パワハラの防止につながります。

本書では、著者の企業研修における豊富な事例を用いて、パワハラ防止の観点からアンガーマネジメントのテクニックを解説しています。
また、著者自身がアンガーマネジメントを活用してダイエットに挑戦し、20kgの減量に成功した体験が写真付きで紹介されているところは、説得力があります。

怒ったり怒鳴ったりしても、部下は動きません。アンガーマネジメントで、職場のイライラを解消できれば、職員同士の人間関係が円滑になり、仕事の効率も向上します。

部下を持つすべての人にオススメの一冊です。

(文:田辺有理子/編集:川嵜昌子

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