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先日、駅の改札で待ち合わせをしていたところ、怒鳴りながら歩いている母親を見かけました。怒鳴りつけている先には、幼稚園くらいの女の子。泣きながら母親に謝っています。

怒り心頭の母親は、「ついてくるな!」と言いながら、一人で改札を通って行ってしまいました。改札の前では、女の子が泣き叫んでいます。結局母親は戻ってきて、女の子と一緒にホームに消えて行きました。
その場にいた人のほとんどがその親子のやりとりを見守っていました。

 

◆ついイライラしてしまう

ここまで大きな怒りではありませんが、親が子供に怒っている光景はよく目にします。
私が行なっているアンガーマネジメントの講座でも、子供にイライラしてしまう親の相談を、よく伺うことがあります。

たとえば・・・
「準備にもたついていると、ついイライラしてしまって・・・」
「子供の寝顔を見ると反省するのですが、翌日にはまたガミガミ言ってしまいます・・・」
「カッとなると、怒りが止まりません。子供ができる前はこんなではなかったのに・・・」
などです。
では、なぜこのように親は子供にイライラしてしまうのでしょうか?

 

◆子供と親はそれぞれの「べき」をもつ

先ほどのお母さんの怒鳴りながらの話をよく聞いていると、車が多く渡ってはいけないところで横断したこと、過去に何回か同じように注意してきたなど、子供を心配して怒っていました。

親は子供に対して、「こうあるべき」という価値観、「こうあってほしい」という期待をもっていると同時に、子供をコントロールできるという思い込みがあります。そのため、子供が自分の思いどおり、期待どおりにならないと腹立たしく感じます。

「あいさつはするべきだ」「時間は守るべきだ」など、人によって「べき」の基準はまちまちです。

たしかに我が子であれば、顔や体つき、考え方など似ていることもあるでしょう。
しかし、生まれた時代も違いますし、親の価値観も子供の価値観とは違います。
お母さんの「べき」と女の子の「べき」は違っていて当然です。

また、たとえ親子であっても、子供は自分が理解、納得しなければ、親の思いどおり、期待どおりには動きません。能力的に難しい場合もあります。

 

◆.怒りは強い者から弱い者へ流れやすい

上司から部下へ。親から子供へ。怒りの感情は、立場の強い者から弱い者へ流れやすい性質をもっています。
そして、受けた怒りは誰かに投げたいと思ってしまうので、怒りをぶつける相手を探してしまいます。こうして怒りは連鎖してしまうのです。

子育て中の親御さんは子供が生まれてからずっと子供の面倒を見ていて、疲れがたまりがちです。イライラしやすい傾向にあると思います。
アンガーマネジメントで気分転換を図りながら、楽しい子育てを送って欲しいですね。

 

(文:相原あすか/編集:川嵜昌子

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