プレスリリース

2018年05月30日

6月6日アンガーマネジメントの日を前に“怒られたい著名人”と危険運転と怒りの関係性の調査結果を発表!


6月6日“アンガーマネジメントの日”を前に
全国420人を対象とした、危険運転と怒りの関係性の調査結果を発表!
約90%の人が運転中のイライラを経験。その内、60%以上あおり運転含む危険運転を起こす、または起こしたくなることが判明!


この人になら「怒られたい著名人」第1位は、
マツコ・デラックスさんが堂々の4連覇!

 怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニング「アンガーマネジメント」の普及を行う、一般社団法人日本アンガーマネジメント協会(所在地:東京都港区、代表理事:安藤俊介)は、2015年より、6月6日を「アンガーマネジメントの日」と制定。一般社団法人日本記念日協会によって記念日として正式認定されています。この6月6日の記念日を前に、当会では日本全国の自動車運転の経験がある20代~60代までの老若男女420人を対象に、危険運転と怒りに関するアンケート調査と、今年で4年目になる「この人になら怒られたい著名人」のアンケート調査の2種を実施しました。

結果、この人になら「怒られたい著名人」第1位には2015年から4年連続でマツコ・デラックスさんが選出されました。(本調査のみ、20代~60代までの老若男女5000人を対象に調査を実施)
また今回、併せて出題した「あなたは運転をしていてイライラしたことはありますか?」という質問には、90.2%の人が「ある」、
と回答。続く「運転中にイライラした際、どのような行動を起こしたことがありますか?あるいは起こしたくなりますか?」という質問に対して、「イライラするだけで特に何もしない/したくならない」と回答したのはわずか39.6%、他60%以上の人が「必要以上にスピードを出してしまう、または出したくなる」、「前の車をあおってしまう、またはあおりたくなる」など、ロードレイジ(自動車走行中における、あおり運転や進路妨害などをするドライバーや報復行動全般)予備軍であることが、今回の調査で初めてわかりました。詳しい調査結果に関しましては、下記をご覧ください。

怒られたい著名人は誰ですか?(複数回答) 票数
第1位 マツコ・デラックスさん 1196票
第2位 松岡修造さん 349票
第3位 タモリさん 236票
第4位 池上彰さん 234票
第5位 明石家さんまさん 192票
第6位 北野武さん 149票
第7位 天海祐希さん 144票
第8位 菜々緒さん 99票
第9位 水卜麻美さん 96票
第10位 内村光良さん 82票

分析①:
現代人は“単刀直入且つ、その先まで考えた怒り”を求めている

 調査の結果、2位の松岡修造さんに3倍以上の大差をつけ、マツコ・デラックスさんが4年連続となる「怒られたい著名人」第1位に選出されました。マツコさんに投票した理由として「言葉に嘘がない」(30代/男性)、「怒られても解決策を言ってくれそう。後々、根にもたれなさそう」(20代/女性)といった意見が並びました。近年、度を超えた“怒り”がロードレイジやハラスメントに結びつくなど、“怒り方”が問題視されています。そんな中、マツコさんのような“単刀直入且つ、その先まで考えた怒り”が求められているのだと考えられます。
また、今年から新しくランクインした池上彰さん、明石家さんまさん、菜々緒さんにはそれぞれ、「的確に欠点を見出だして叱り、アドバイスまでくれそう」(50代/男性)、「的確に笑いを入れて指導してくれそう」(40代男性)、「厳しく怒ってくれそう」(20代男性)といったコメントが集まりました。

■調査結果まとめ■

①現代人は“単刀直入且つ、その先まで考えた怒り”を求めている
②90%以上の人が運転中のイライラを経験。その60%以上があおり運転などの危険運転を起こす可能性のある予備軍
③運転中、あおり運転などの危険運転の被害に遭いやすいのは、軽自動車または小さ目の車に乗る機会の多い女性
④前を走る車の速度に加え、蛇行運転やクラクションなど、他の車からあおられたときにイライラしやすい

あなたは運転をしていてイライラしたことはありますか? 人数
第1位 ある 90.2%
第2位 なし 9.8%
運転中イライラを抑えるために、どのように対処法を取りますか?(複数回答) 人数
第1位 特に何も対処しない 39.1%
第2位 飲み物を飲む/食べ物を食べる 33.2%
第3位 深呼吸をする 27.7%
第4位 外(遠く)を眺める 11.6%
第5位 一度停車し、休憩する 10.8%
第6位 前の車(ナンバープレートなど)を見て気を紛らわす 6.6%
第7位 その他 6.6%
運転中にイライラした際、どのような行動を起こしたことがありますか?あるいは起こしたくなりますか? 人数
第1位 イライラするだけでとくに何もしない/したくならない 39.6%
第2位 悪態をついてしまう、またはつきたくなる 29.8%
第3位 必要以上にスピードを出してしまう、または出したくなる 21.4%
第4位 車内で大声を出してしまう、または出したくなる 20.8%
第5位 前の車をあおってしまう、またはあおりたくなる 14.0%
第6位 無理にでも周りの車を抜かす、または抜かしたくなる 11.3%
第7位 クラクションを鳴らしてしまう、または鳴らしたくなる 7.9%
第8位 その他 2.1%

分析②:
90%以上の人が運転中にイライラしているにも関わらず、“怒り”を抑える対処を特にしないため、60%以上の人があおり運転などの危険運転をする可能性がある。

 調査の結果、90.2%もの人が、運転中にイライラした経験があり、それにも関わらず、運転中にイライラした際それを抑えるための行動を何もしない人が39.1%もいることが判明しました。また、運転中にイライラした際、「イライラするだけで特に何もしない/したくならない」と回答したのはわずか39.6%で、「必要以上にスピードを出してしまう、または出したくなる」、「前の車をあおってしまう、またはあおりたくなる」など、60%以上の人がロードレイジ(自動車走行中における、あおり運転や進路妨害などをするドライバーや報復行動全般)になり得るという結果が出ました。また、その他では「ひとりごと(愚痴)を言う」(50代/女性)、「呪う」(40代/男性)といったコメントもありました。
このことから、多くのドライバーは運転中にイライラすることがあり、そのイライラが原因で、あおり運転などの危険運転が横行していると言えます。つまりは、運転中の“怒り”を抑えることができれば、ロードレイジを撲滅することに繋がると考えられます。

どのような状況の時に、危険運転などの被害に遭いそうになりましたか?(複数回答) 人数
第1位 速度を落として運転をしていたとき 43.9%
第2位 軽自動車または小さ目の車に乗っているとき 39.2%
第3位 追い越し車線をしばらく車線変更せずに走行していたとき 16.0%
第4位 混み合う道で無理やり割り込んだとき 14.1%
第5位 混み合う道で道を譲らなかったとき 11.9%
第6位 危ない運転をしていた車にクラクションを鳴らしたとき 10.7%
第7位 その他 8.5%
第8位 速度早めで周りの車を追い越していたとき 6.3%
あなたは、運転をしている際に、あおり運転や急な割り込みなど、周りの車に危険な運転をされたことがありますか? 人数
第1位 あり 76.0%
第2位 ない 24.0%
軽自動車または小さ目の車に乗っているとき 人数
性別 女性 49.7%
性別 男性 28.8%

分析③:
運転中、あおり運転などの危険運転の被害に遭いやすいのは、軽自動車または小さ目の車に乗る機会の多い女性

 調査の結果、「運転をしている際に、あおり運転や急な割り込みなど、周りの車に危険な運転をされたことがありますか?」という問いに対して、「ある」と答えた人が76.0%もいることが判明しました。また、「どのような状況の時に、危険運転などの被害に遭いそうになりましたか?」という問いでは、1位に「速度を落として運転をしていたとき」、次いで「軽自動車または小さ目の車に乗っているとき」が2位となりました。特に、「軽自動車または小さ目の車に乗っているとき」と回答した人の半数が女性ということがわかりました。
 このことから、運転中、あおり運転などの危険運転の被害に遭いやすいのは、速度を落として運転をしているドライバーはもちろん、軽自動車や小さ目の車に乗る機会の多い女性ということが判明しました。

どんな状況でイライラすることが多いですか?(複数回答) 人数
第1位 前の車の速度が遅いとき 74.7%
第2位 渋滞にはまったとき 59.1%
第3位 蛇行運転など、後ろの車からあおられたとき 52.0%
第4位 クラクションを鳴らされたとき 34.8%
第5位 自転車が車道を走っていた時 23.7%
第6位 後ろにつしていた車に追い越されたとき 12.9%
第7位 長距離を休憩なしに長時間運転し続けたとき 10.6%
第8位 その他 4.2%
第9位 高級車または大型車に乗っているとき 1.8%

分析④:
前を走る車の速度に加え、蛇行運転やクラクションなど、他の車からあおられたときにイライラしやすい

 調査の結果、運転中にイライラする状況について最も多かったのは74.7%で「前の車の速度が遅いとき」、次いで59.1%の「渋滞にはまったとき」でした。さらに、「蛇行運転など、後ろの車からあおられたとき」が52.0%、「クラクションを鳴らされたとき」が34.8%と高い数字となり、このことから、前を走る車の速度に加え、蛇行運転やクラクションなど、他の車からあおられた時に“怒り”を感じやすく、ロードレイジがロードレイジを生む可能性が高いということが判明しました。

【6月6日はアンガーマネジメントの日 記念日の由来】

ニューヨークに本部を置くナショナルアンガーマネジメント協会唯一の日本支部である一般社団法人日本アンガーマネジメント協会は、理念である「怒りの連鎖を断ち切ろう」という想いを伝えることが目的です。怒りの感情のピークが「6」秒であることと、怒りを日本では「ムカムカする」と表現することもあるため、ム(6)カ ム(6)カの語呂合わせから6月6日に制定しています。

【調査概要】

■サンプル数:420人/■調査対象者:日本全国の20代~60代男女/■調査方法:インターネットリサーチ
■調査時期:2018年5月11日~5月13日/■調査内容:「危険運転と怒りの関係」について単一回答、複数回答にて調査し、分析
※怒られたい著名人の項目のみ、サンプル数は5000人

《日本アンガーマネジメント協会 代表理事 安藤俊介の考察》

分析①「現代人は“単刀直入且つ、その先まで考えた怒り”を求めている」の考察
これだけ情報の多い現代、怒られる時も回りくどいことは言わずに率直に言って欲しいという人が多いことが伺えます。怒られることはただでさえ嫌なことですが、そこにさらに何を言っているのかわからない、考えさせれられるようなことを言われると、非常に面倒に思ってしまうと考えている人が多いと考えられます。

分析②「90%以上の人が運転中のイライラを経験。その60%以上があおり運転などの危険運転を起こす可能性のある予備軍」の考察
ロードレイジが本当に誰にでも起こり得る身近な問題だということが端的に現れています。アメリカでも特に普段怒りっぽい人がロードレイジをするわけではなく、普通の人が誰でも加害者にも被害者にもなると警告をしています。日本でもそれは同じことと言えるでしょう。
また、相手に聞こえないとしても怒鳴ったり、悪口を言ったり、ゼスチャーをすることなどもロードレイジです。

分析③「運転中、あおり運転などの危険運転の被害に遭いやすいのは、軽自動車または小さ目の車に乗る機会の多い女性」の考察
怒りの感情は強い者から弱い者へと流れる傾向があります。ロードレイジをしてしまう人の中には車の大きさ、価格が自分の価値と勘違いをしている人もいるため、自分よりも弱い立場にある小さな車(軽自動車)、女性にロードレイジの矛先が向かいやすいことは不思議ではありません。

分析④「前を走る車の速度に加え、蛇行運転やクラクションなど、他の車からあおられたときにイライラしやすい」の考察
私達が怒りの感情を感じるのは、自分が信じている「〜するべき」が目の前で裏切られた時です。法定速度よりもゆっくり走る、蛇行運転、クラクション、他の車からあおられるというのは、多くの人が疑問を持つ行動であると考えられ、そのためそれを目撃すると怒りの感情を感じることが多くなります。

【アンガーマネジメントとは】

 アンガーマネジメントとは、1970年代にアメリカで開発された、怒りの感情と上手に付き合う(マネジメントする)ための心理トレーニングです。アンガーマネジメントを学ぶことによって、自分自身の怒りを理解し、感情のコントロールをしたり、ポジティブな考えを生み出せ、また周囲との良好な人間関係を成立させることができます。プログラム開発当初は、DVや差別、軽犯罪者に対する矯正プログラムとしてカリフォルニア州を中心に確立され、現在では全米の教育機関や企業でも広く導入され、教育・職場環境の改善、学習・業務パフォーマンスの向上を目的に、長年活用されています。
 近年アンガーマネジメントは、日本をはじめ世界でもその重要性を認められ、公的機関や企業、教育現場、医療現場などで導入が始まっています。日本でも、世界最大組織であるナショナルアンガーマネジメント協会(アメリカ)の日本支部として、2011年6月に一般社団法人日本アンガーマネジメント協会を設立させ、文部科学省も重要視する「アンガーマネジメント」を社会に浸透させています。
 

【一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会】

法人名:一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会
代表者:代表理事 安藤 俊介
所在地:〒108-0023 東京都港区芝浦3-14-8 芝浦ワンハンドレッドビル6階

安藤 俊介(あんどう しゅんすけ)


怒りの感情コントロール専門家。怒りの感情と上手に付き合う(マネジメントする)ための心理トレーニング「アンガーマネジメント」の日本の第一人者。
ニューヨークで働いていた際、イライラ、怒りに振り回される自分に苦しんでいたところ、「アンガーマネジメント」に出会う。怒りを理解し、うまくマネジメントする手法を実践するうちに、自分自身が生まれ変わったことを実感する。世界で15人しかいない最高ランクのトレーニングプロフェッショナルにアメリカ人以外では唯一登録されている。


【厚生労働省「職場のパワーハラスメント防止対策についての検討会」委員に就任】

2017年4月、厚生労働省は、職場のパワーハラスメント防止対策を強化するための方策の検討を行うため、有識者や労使関係者からなる「職場のパワーハラスメント防止対策についての検討会」の設置を発表し、当会代表理事の安藤も委員に就任した。

「職場のパワーハラスメント防止対策」は、働く方々が健康で意欲を持って働く上で重要な課題で、今年3月に決定した「働き方改革実行計画」(働き方改革実現会議決定)においても、「労働者が健康に働くための職場環境の整備に必要なことは、労働時間管理の厳格化だけではない。上司や同僚との良好な人間関係づくりを併せて推進する。このため、職場のパワーハラスメント防止を強化するため、政府は労使関係者を交えた場で対策の検討を行う」とされたことを踏まえ、厚生労働省はこの検討会を設置することになった。

【メディア出演実績】

TV :NHK「おはよう日本」、日本テレビ「NEWS ZERO」、テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」等
新聞:朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、日本経済新聞、産経新聞、日刊スポーツ、夕刊フジ 等
雑誌:AERA、PRESIDENT、クーリエジャポン、anan、MORE、BAILA、美的、UOMO、GQ JAPAN、ALBA 等

【アンガーマネジメント 導入実績】

企業:三井物産株式会社、野村証券株式会社、スカイマーク株式会社、SMBCコンサルティング株式会社 等
教育関連:東京都教育委員会、神奈川県教育委員会、奈良県教育委員会、埼玉県立飯能南高校 等
アスリート:片山晋呉(プロゴルファー)、前園真聖(元プロサッカー選手) 等

【講座概要】(https://www.angermanagement.co.jp/seminar

■講座:
アンガーマネジメント「入門講座」、「ファシリテーター養成講座」、
「キッズインストラクター養成講座」、「叱り方入門講座」、「怒らない体操講座」など
■費用:3,240円(税込)~
■受講条件:講座の種類によって異なる