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アンガーマネジメントを学んでよかったと思うときがあります。
それは自分が怒ったときです。職場も家庭も社会も、理不尽なことだらけ。でも、怒りが生じたときこそ、アンガーマネジメントの効果を実感できるのです。

 

◆客観的に分析できる

仕事で嫌なことがあった日、悶々としたまま家に帰るのもの気が重いので、帰宅途中に行きつけのカフェに寄りました。
カウンターからコーヒーが出てきたら、いつもはマグカップなのに今日に限ってペーパーカップ。なんだか期待外れでがっくり。
あれ?普段なら「マグカップでお願いします」と言うのに、言わなかっただけかも。
もうすぐ閉店時刻だから、コーヒーを持ち帰れるように店員さんの気配りだったのかも。
私ったら、こころのコップが溢れそうになっているのかも。

こころをコップに見立てて考えてみると、怒りの構造を理解しやすくなります。
アンガーマネジメントでは、「怒り」を、ネガティブな感情がこころのコップに注がれて溢れてしまった状態と捉えます。
こころのコップの許容量を測ることは、怒りの危険信号に気づく手助けになります。

 

◆早く復活できる

小さなイライラは受け流せても、たまには大きな怒りの出来事が発生します。
私は大きな怒りに襲われると引きずるタイプで、以前は、何週間もイライラ・グチグチと引きずっていました。

アンガーマネジメントには、気持ちを切り替え、不要な怒りから抜け出すためのテクニックはたくさんあります
とくに気に入って使っているのは「魔法の呪文」です。怒りの反射を防ぐためにイラッとしたときに唱えるために準備しておく言葉ですが、悶々と怒りの出来事が頭を巡るときに、「こんなときは、どんな言葉が良いだろう」と魔法の呪文を考えるうちに、怒りが鎮まっていることもあります。
「そうだ、私にはアンガーマネジメントがある!」と思い出すだけでも気持ちを切り替える助けになります。

 

◆怒ってもいい

アンガーマネジメントは、怒りで後悔しないことを目指します。
怒りを抑えられないのは未熟なのだという考えを持つ人は多いと思いますが、ここぞというときには怒るという選択肢もあるのです。
「私、怒っているの!」そんなときがあっても良いじゃないですか。
「怒ってもいい」と思えたら、こころが軽くなりました。

もちろん怒りの表現で失敗しないように、上手に怒る方法を身につけることは必要です。
でも、まずは自分のなかのいろんな感情を認めて受け入れることが、怒りの感情と上手に付き合う第一歩です。

 

(文:田辺有理子/編集:川嵜昌子