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人が怒る理由はそれぞれ違います。
同じ状況でも、怒る人と怒らない人がいます。

たとえば、レストランで、頼んだ料理がなかなか来ないとき、イライラする人もいれば、しない人もいます。
同様に、自分が並んでいる列に割り込まれたとき、怒りを感じる人もいれば、怒りを感じない人もいます。

しかしながら、自分が何に対して怒りを感じやすいのか、人は案外理解していません。
それどころか、いつ、何に腹を立てたか、「思い出してみてください」と言われても、覚えていない人が少なくありません。

そこで、おすすめしたいのが、怒りを記録する「アンガーログ」という方法です。

◆その場で記録する

アンガーログは、イラッとしたとき、その場で、手帳やスマホなどに記録します。
記録する内容は、「日時」と「場所」、「何があったか(事実)」「思ったこと」、「怒りの強さ(1~10。10は人生最大の怒り)」です。

たとえば、下記のように書きます。
・日時:1/14 8時頃
・場所:駅
・何があったか:人にぶつかられたが、謝らずに行ってしまった
・思ったこと:謝りなさいよ
・怒りの強さ:3

その場で記録します。その場が難しいときは、記録できるタイミングで、なるべく早く、覚えているうちに書きます。全部書けなくても、書けるところだけで結構です。
書いているときに、分析や反省は行ないません。

◆記録する効果

アンガーログをしばらく続けることで、自分が何に対して腹を立てやすいのか、怒りの傾向がわかります。傾向がわかれば、対策が立てられ、不要な怒りが避けられます。
また、アンガーログの効果として、その場で書き留めることで、冷静になれることが挙げられます。

たとえば、アンガーログから「待たされる」とイライラする、とくに「急いでいるときに待たされる」と怒りが強くなるという傾向がわかったとします。
この場合、待たされないようにする方法を考える、待たされてもいいように時間の余裕をもって動くなどの対策が考えられます。

◆「べき」がわかる

怒りは、自分が信じている「こうあるべき」という理想、願望が裏切られたときに起こることは、このブログで何度も書いていますが、自分がどういう「べき」をもっているのか、アンガーログをつけることでわかります。

たとえば「待たされる」とイライラするという場合、「人を待たせるべきではない」「時間は守るべき」という「べき」が裏切られたと感じていると考えられます。

この「時間は守るべき」は、多くの大人がもっている「べき」ですが、「守る」が具体的にどういう状態を指すのか、何分前だったらよいのか、何分待てるのかは、人によって違います。

アンガーログで、自分の怒りの傾向、自分の「べき」を知り、対策を立て、不要な怒りを避けるようにしてください。

(文・編集:川嵜昌子

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