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■アンガーマネジメント×職業
アンガーマネジメント×看護師

■1)あなたの仕事内容について教えてください。
看護師として整形外科と脳神経外科の病棟に勤務しています。また、院内のメンタルヘルス・コミュニケーション推進室の専門職を兼任しています。

■2)あなたの業界あるあるイライラ事例を教えてください。
医療は患者さんを中心に、様々な職種が協働して患者さんや家族をサポートしていくことが求められます。その中でも看護師は患者さんの身近な存在であり、かつサポートの中心的な役割を担っています。そのため多様な価値観に触れることが多く、柔軟性が求められます。また患者さんも治療の辛さや不安、苦しみなど沢山の悩みを抱えています。病人であっても生活者です。優先したいこととできることのギャップ、看護への思いの深さによる怒りがあります。

■3)以前(アンガーマネジメントを学ぶ前)はどのように対処していましたか?
親から「怒って言っても良いことはない。怒った時は10数えてから言いなさい」と言われて育ったのですが、怒ることはみっともないことと誤解してしまい我慢していました。その一方で腑に落ちないこと、絶対譲りたくないことは相手が誰であってもはっきりさせないと気が済まない一面もあり、そういう時は引かなかったと思います。また怒っている人にも怒られている人にもいい顔をして、八方美人のような対応だったと思います。

■4)アンガーマネジメントファシリテーターになってから、どのように活用していますか?
まず、自分自身が怒りと上手に付き合えるようになることを目指しました。そして自分が感じた効果を周りの方にお話ししました。仲間内で共通のコーピングマントラ(落ち着く言葉を唱えるテクニック)「どうどうどうどう!」を作って流行らせて、楽しみながら反射的に怒りを伝えない工夫をしています。そのようなことを繰り返しているうちに、感情が動くたびに、自分はどうしたいのか、相手はどんな気持ちなのかと、自然にアンガーマネジメント的に考えるようになっていました。

■5)仕事において、どのような変化がありましたか?
身近な後輩からは「光前さんは先輩に対しても私たちに対しても、誰に対しても同じ態度で接してくれます。だから何か言われても指導してもらっていると思います」と言われるようになりました。
また看護協会や病院などで登壇する機会が増えました。
勤務先でも活動を認められ、「メンタルヘルス・コミュニケーション推進室」という部署が設立されました。さらには昨年「看護師のためのアンガーマネジメント」という著書を出版することができました。

■6)メッセージ
アンガーマネジメントは歯磨きと一緒です。慣れないうちは難しく感じるかもしれませんが、続けていくと習慣化されていきますので、是非続けてみてください。