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■1)あなたの仕事内容について教えてください。
非常勤の大学講師です。経営学科の「ホスピタリティマネジメント」、英語教育学科など他学科の「ビジネスマナーI」「ビジネスマナーII」「仕事とキャリア形成I」「仕事とキャリア形成II」というキャリアの科目も担当しています。授業を担当するだけでなく、キャリア相談にも乗ります。普段は研修講師をしています。

■2)あなたの業界あるあるイライラ事例を教えてください。
春は、新しい環境へと旅立つ学生たちが、社会人とのギャップを克服する大きな転機です。学費を払うお客様だった彼らも、社会人になれば、立場が逆転。能動的な姿勢や、ビジネスパーソンとしての言葉遣いやマナーも求められます。年代による「べき」の違いも大きく、例えば、今の学生は、FAXも知らないし、他人の電話に出た経験もないのです。メールですら、文章を書かないスタンプ世代。慣れるまではストレスも多いことでしょう。

■3)以前(アンガーマネジメントを学ぶ前)はどのように対処していましたか?
アルバイトを体験している学生たちは、クレームを受けたり、お客様からの要望に理不尽さを感じながら仕事をした経験も持っていますが、怒りを隠し切れず、不機嫌を顔や態度に出したという話を聞きます。ときには「アルバイトにそんなことを言われても」と反論して、さらに相手を怒らせたり。また我慢できずにアルバイトを辞めたりすることもあったようです。まさに、怒ってしまった後悔と怒れなかった後悔を体験していたのですね。

■4)アンガーマネジメントファシリテーターになってから、どのように活用していますか?
「ホスピタリティマネジメント」の授業では、接客時やクレーム対応時の心得として。キャリアの授業では、怒り感情の扱い方を間違うとキャリアの積み重ねの妨げになったり、人間関係に支障をきたすので、自己理解の面からもアンガーマネジメントを伝えています。
学生たちは、アルバイトや日常で、また、就職活動のイライラ解決にも使って「6秒待つだけでも、冷静になって、言葉遣いも変わる」と効果を報告してくれています。

■5)仕事において、どのような変化がありましたか?
常に学生と過ごしている教員でさえ、年代による「べき」の違いに驚くことがありますので、学生たちが見ている世界や「べき」を尋ねながら、授業に取り入れています。ビジネスメールの書き方や、職場での電話の取り方など、知らないという現状を受け入れて、知らせるということが必要です。家に固定電話がない世代の子供たちですから。その代わり、生まれたときからIT環境に馴染んでいる世代。異なる得意分野やセンスを持っています。

■6)メッセージ
新社会人になる諸君、まずは職場の「べき」を知ることが第一歩。指導されたら「お得」と意味づけして、喜んで受け取りましょう。周囲の人を信じて、わからないことは質問や相談をしましょう。社会人は楽しいですよ。