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コラム - アンガーマネジメント
「2 歳からできるアンガーマネジメントポスター」体験レポート
2024年7月に発売された「2歳からできるアンガーマネジメントポスター」を初めて5歳の息子と一緒に体験しました。どんな使い方ができるのか、気になる方はぜひチェックしてみてください。
Step1まずはじっくり手引きを読んでみる
まずはポスターに同封されている手引きをじっくりと読み込みました。ポスターの使い方や、目指すゴールについても具体的にわかりやすく解説されていました。「子どもの気持ちに向き合うときの心構え」と「感情理解」からのアプローチを意識した取り組みが重要とのことでしたので、比較的心にゆとりがある週末にはじめてみることにしました。
Step2「2 歳からできるアンガーマネジメントポスター」を家の中のどこに設置するか問題
「イライラクールダウンポスター」「きもちポスター」はA2サイズ(420mm×594mm)です。
わかりやすくいうと、A2サイズはA4用紙を4枚(2枚ずつ上下に)並べた大きさです。
子どもの目に留まりやすく、日常的に通る場所で、子どもの目線に合わせて貼れる場所は・・・
「リビング!」
と思いましたが、十分なスペースを確保できず断念。
初めてなので、2枚のポスターを並べて貼れる「玄関の壁」に決定!
玄関に貼って良かったことは、毎朝支度でグズグズすることがあるので、「どんな気持ち?」と聞くタイミングを作れたことです。
ただ朝の時間帯は親も子も余裕がないご家庭がほとんどだと思いますので、少しゆっくりできる日にポスターの説明と声かけを始めることがおすすめです。
Step3息子を「2 歳からできるアンガーマネジメントポスター」の前に誘ってみる声かけ3選
- 「ねえねえ、ちょっと来て~」
- 「今日の気持ちを教えて~」
- 「ままの気持ちはこれだな~、〇〇くんはどう?」
上記の声かけの中で一番うまくいったのは、③でした笑
①と②は「今からなにをするのかわからない」ため、イヤがってどこかに行ってしまいました。もちろん、いろんな子がいると思いますので、ご自身の子どもにあった声かけをして探してみてください。
Step4初めて「2 歳からできるアンガーマネジメントポスター」で息子の気持ちを聞いてみる
「イライラクールダウンポスター」の中で一番好きな絵は、「ろうそく」と「あつあつスープ」でした。いつもたんぽぽのわたげを探して、道端に生えている全てのわたげを「ふー」っとするまで納得しない息子なので、意外な選択でした。
初めて「きもちポスター」で気持ちを聞いてみたところ、「普通の気持ちー」と言っていました(ポスター内のグレーの「そのほかのきもち」のことです)。
別の日に聞いて少し驚いたのは、「悔しい気持ち」と言ったことです。「悔しい気持ち」の原因は、運動会のかけっこの練習でお友だちに負けてしまったからとのことでした。ポスター内のグレーの「そのほかのきもち」になるねと話しましたが、日常生活で感じている気持ちを伝えてくれたことが嬉しかったです。普段は「普通の気持ち」と答えることが多いですが、聞くタイミングによって変わってくるため、継続していろいろと試していきたいです。
Step5今後の改善点
「きもちポスター」の前を素通りするようになってしまったので、掲出場所をお風呂場に変更。実はこのポスター、「防水」です。
手引きにもお風呂場での活用事例の記載がありますが、親子のコミュニケーション場としても活用できます。
お風呂場では「きょうはどんなことがあった?」「どんな気持ちだった?」と習慣的な声かけをして、子どもからの返答を深掘りしていくと、自然に「感情理解」のアプローチをすることができました。
その際に、「ままはきょう“うれしい”気持ち5だよ。みんながたくさんご飯を食べてくれたから」と私自身の気持ちを伝えるようにすると、「ぼくも“うれしい”気持ち5!残さずにご飯が食べられたからー!後ね、習い事の検定で合格できたから“たのしい”気持ちも5!」と自分の気持ちをたくさん表現してくれるようになりました。
ポスターの掲出場所は色々と工夫していきたいと思いますが、「感情理解」が進むとポスターが目の前になくともできるようになると思いますので、「場所」や「時間」に囚われないコミュニケーションが、家族全員でできるようになるといいなと思っています。
引き続き、ポスターを活用して子どもと楽しい毎日のコミュニケーションに活用していきたいです。
ぜひ一緒に2 歳からできるアンガーマネジメントを始めませんか?
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