コラム
子どもの将来のためにアンガーマネジメント
親は子どもが将来良い対人関係を築くため、また「不幸な大人」にならないように、ポジティブな方法で怒りをコントロールする方法を教えなければいけません。コロンビア大学の内科医と外科医が2000年に発表した研究によると、子どもの頃に怒ってばかりいた人は、30才になった時点で子どもの頃余り怒らなかった人より人生に不満を抱えているとのことです!
では子どもにアンガーマネジメントを教えるには、どうしたらいいのでしょう。
1. 注意を他に向けさせましょう。
五感を刺激するような事で、子どもの気持ちをなだめます。深呼吸させたり外を走らせたり、粘土やパン生地をこねさせたりするのも効果的です。
2. 「反発する」のではなく、「反応する」ことを教えましょう。
「怒りの感情は誰にでもある」と子どもの気持ちに理解を示しつつも、「決して体や言葉の暴力に訴えてはいけない」と教えます。解決方法にフォーカスさせ、全て解決できるから大丈夫だよ、と言ってあげます。
3. 親であるあなた自身が、どのように怒りと向き合っているか確認しましょう。
怒りを感じて攻撃的になる親の姿を見れば、子どもも同じ様に行動します。
4. 「親」として子どものしつけや教育に一貫性を持ちましょう。
怒りというのは、大抵「期待」と「実際の出来事」にズレが生じたときに生まれます。自分がこういう言動を取るべき、と紙に書いてそれに終始従ってください。
5. 子どもに自分が逆境に打ち勝った話を聞かせてあげましょう。
アンガーマネジメントは一朝一夕にして身に付くものではありませんので、子どもがそのプロセスにいる間、親として辛抱強く接してあげて下さい。
(英文記事URL)
http://www.yorknewstimes.com/articles/2011/11/05/news/doc4eb48550177f5641071943.txt