コラム
俳優が電子機器の電源を切らず搭乗拒否
飛行機が離陸と着陸する際に、全ての電子機器の電源を切るルールはもうおなじみですね。米航空当局が十年以上前に決めたこのルールで、ゲーム機やノートパソコンは、高度1万フィートに達するまで電源を入れることができません。しかしこのルールに、納得できない人が少なからずいるようです。
今回は、米俳優のアレックボールドウィンがこの件でトラブルになりました。
ご存じない方の為に補足すると、アレックは2003年にはアカデミー賞の助演男優賞にノミネート、NBCの人気番組「30 Rock」ではエミー賞コメディ部門主演男優賞を受賞するなど、輝かしいキャリアを持っています(ちなみに女優キムベイシンガーの元夫です)。
アレックは、飛行機が発着時刻になってもゲームをやめず、アメリカンエアラインから降ろされてしまいました。彼はツイッターでこう逆ギレしています。「まだ飛行機がゲートにいて動いてもいないのに、スチュワーデスにゲームを辞めるようにひどく叱責された」と。
電子機器が本当に飛行に影響を与えるのかは賛否両論があり、電子機器の使用を禁ずる法律を緩和すべきか難しい所だそうです。ただ研究費がないため、これ以上の調査が難しいのだとか。しかし電源を切るのは連邦政府の法律で決められていますから。
乗務員はこれを遵守する必要があります。「たった10分電源を切るのに、なんで何億もの研究費をかける必要があるのか」というもっともな意見もあります。
ゲームを中断せず、逆ギレしたアレックは自身のイメージを大きく汚してしまいました。この記事に対し、ある読者は「このとんでもない攻撃性とナルシズムを克服するため、アンガーマネジメント問題を克服するまで飛行機に乗るな」とコメントしています。
ナオミキャンベル(空港職員へ暴力)、ホイットニー(シートベルト拒否)と、空のトラブルを起こすセレブは、アンガーマネジメント問題で話題に上がる人も多いですね。
(英文記事URL)
http://www.forbes.com/sites/samanthaettus/2011/12/13/alec_baldwin/