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英国に、クリス・フィンチというアンガーマネジメント専門のセラピストがいます。彼は「アンガーマネジメント専門クリニック」というニッチなビジネスで1年前に起業したそうです。今回は、彼がアンガーマネジメントについてインタビューに答えていた記事をご紹介します。

クリスマスシーズンは「怒り」に発展するネタが一杯溢れていて、多くの人が助けを求めている時期でもあります。きっかけは折り合いの悪い義理の家族との関係かもしれないし、クレジットカードの請求書かもしれません。

彼によると、怒りには主に6つの原因があるそうです。具体的には

1.個人的な目標の喪失
2.ストレス
3.恥
4.必要なのに手に入らない物事
5.私的な空間の侵害、
6. 影 (ここでは『他人の振る舞いを見て、自分自身の中に隠されている嫌な部分に気付く事』という意味)」を指します。これらが単独、または複合的に「怒り」に起因します。

そして上手にアンガーマネジメントをするためには、相手に「同情や思いやり」を持って接するのが鍵で、彼はこうコメントしています。「怒りが加速してくると、同情は少なくなり、思いやる気持ちが高まれば、怒りを鎮め易くなる」

加えて彼のクライアントに繰り返し伝えているのは、「相手に期待しない」という事です。そのために、会話の中で”should(~すべき)”という単語を使わないよう勧めています。口にする前にこのプロセスを踏む事で、実際に相手に言う台詞は全く違うものになることでしょう。

彼はこう締めくくっています。「クリスマスという大きいイベントが終わった後、怒りが現れやすくなりますので、今迄とは違った自分になる、ということを新年の抱負にすると良いでしょう」

近い将来、日本にも彼のような「アンガーマネジメント専門セラピスト」がたくさん登場するかもしれませんね。

(英文記事URL)
http://www.harwichandmanningtreestandard.co.uk/news/north_essex_news/9432340.If_you_lose_your_rag_at_Christmas__Chris_can_calm_you_down/

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