コラム
怒りのブレイクスルー
今回、ノーベル物理学賞を受賞した中村修二教授の2001年の著作のタイトルです。
当時、技術者の氾濫としてとても話題になったことを記憶しています。私も、当時は会社に勤めていましたが、毎日会社に不満をもってイライラしていたので、私は技術者ではありませんでしたが、それでも勇気をもらったことを覚えています。
怒りの感情というと、どうしてもネガティブな感情ととらわれがちですが、自分を動かす大きなエネルギー、モチベーションになります。
中村教授は見事に怒りの感情をバネに偉業を達成されたわけです。
確かに怒りの感情は何かを壊すことも得意ですが、一方で何かを創りあげるというのも得意な感情です。
当時の私もそうでしたが、会社に不満を持ち、毎日イライラしながら腐ったり、やる気をなくしたりしていました。
でも、その不満や怒りの感情をエネルギーとして上手に活用できれば、自分の未来を大きく変えることができます。怒るにしても、せっかくならそのように怒りの感情を活用したいものですね。
中村教授の偉業はアンガーマネジメントの偉業としても賞賛できると思います。
「よし、自分も何かやってやるんだ!」って思った当時の自分を思い出して、とても懐かしくなりました。