先週の土日、日本アンガーマネジメント協会に於いて第1期ファシリテーター講座が開講されました。今回は定員を大幅に上回る33名の方が受講され、都内だけでなく大阪、京都、金沢、宮城などからも足を運んで頂きました。
初日、講座では怒りの性質を理解することから始まります。そして短期的な対処術、長期的な体質改善方法を学習しました。中でも一番盛り上がったのは、ワークシートの何十個もある質問に答えて専用システムで解析をかける「怒りのタイプによる自己分析」でした。
ここでは怒りの感情を更に6つの特性に分けて分析するのですが、ファシリテーターといっても怒りは誰にでもある感情ですので、その特性が突出していたりすると、自分が今後どんな気質に気をつけた方がいいか気付きやすくなります。
2日目は各人が興味のあるテーマに分かれて、グループワークをしました。今回は企業、病院、子育て、結婚というテーマに分かれ、それぞれ実際の専門講座を作ってみました。限られた時間の中で一から組み立てるので大変ですが、どのテーブルも活発な議論が交わされ、最終的に30分のコースを組み立てる事ができました。
講座後半では、代表理事が普段行っている90分のアンガーマネジメント体験クラスの模擬授業もあり、実際に自分がファシリテーターになるとどのような講座を開けば良いのか学習しました。資料が真っ黒になる位、皆さん熱心にメモを取られていました。
アンガーマネジメントをレクチャーできる人が増えれば、社会の怒りの連鎖を断ち切っていく事ができます。そしてまずは、ファシリテーターである自分がその連鎖から抜けることが第一歩となります。
次回は4月21日と22日に(両日10時～19時)開講され、申し込み受け付けがスタートしています。ご興味のある方は、協会ホームページのお申し込みページをご覧になって下さい。
