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子供達が粗暴な振る舞いをするようになったのは、不景気で放課後や休日に昔は普通だった「プチ贅沢」が出来なくなったせい―。不景気のあおりを受け、ただでさえ懐事情が厳しい中流家庭の親が、今度は子供達へのアンガーマネジメント講習の出費に頭を悩ませているとの事なのですが…

英国のアースキン市にある危機カウンセリングセンターによると、不景気が始まった数年前よりセンターに相談に来る子供の数が500名から750名に一気に増加。今は場所によって、カウンセリングの予約が18ヶ月待ちだといいます。

ジーンというセンター職員の言葉です。「子供達の日常におけるちょっとした贅沢が、学校での問題行動に結びついているのです。昔は共働きの両親の下、素敵な休日と放課後クラブなどたくさんたアクティビティーがありました。でもそれが全てなくなってしまい、今は少ない収入で24時間週一緒に過ごさないといけないのです」

また離婚などの家庭崩壊も子供の情緒に影響を与えている、と指摘しています。不況が原因の離婚も結構多いそうです。先ほどのジーンの言葉。「子供達は家庭でも学校でも感情のはけ口を探していて、アンガーマネジメント講習を受けにくるようになるのです。多くの子は乱暴な振る舞いが問題で、他の生徒を殴ったり先生の言う事を聞かなかったり、授業を崩壊させたりします」

ここに相談に来たある母親は「10才になる息子は、父親が失業してから問題行動が多くなりました。お金も急に節約しないといけなくなって、父親と息子が一緒に家にいるようになってから余計に喧嘩するようになったんです。物を投げたり部屋に穴を開けたり…」でもセッションを2回受けただけで、この男の子の振る舞いはかなり改善されたそうです。

今回の記事を、皆様はどう捉えますか?不景気でも円満な家庭はありますし、要は親自身がアンガーマネジメントできているのかが鍵ではないでしょうか。

(英文記事URL)

Middle-class kids “lashing out” because of recession

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