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「許し」という言葉は、宗教観の違いなどもあり、日本人にはそれほど身近でない概念かもしれません。でも「許し」は、怒りや恨みというネガティブ感情から自分が抜け出せるきっかけを与えてくれる場合もあります。今回は、John Schinnererという人がアンガーマネジメントを講義している中から、許しについて話している部分をご紹介します。

氏は、「許し」はネガティブな感情の中で、特に「怒り」の感情の水を捨てるのに有効と話します。まず知っておかなければならないのは、もしあなたが現在怒りや恨みを抱えているなら、それはあなた自身を傷付けているだけで、相手は痛くもかゆくもないという点です。

怒りや恨みは、確実にあなたの心身を蝕みます。ストレス、不眠、食欲減退、ホルモンバランスの崩れ、循環器系の疾患など、まさに「自分が毒を飲みながら、相手が死ぬのを待っている」ような状態です。

しかしどうして多くの人がこの感情を持ち続けているかというと、
許したら相手の言動を正しいと認める事になるのではないか
許したらまた傷付けられてしまうのではないか
と、憎しみや恨みを持ち続ける事で自分を守ろうとしてしまうからです。

これのどこがまずいかというと、いつまでも自分の意識を過去に釘付けにしてしまい、被害者意識から離れられなくなってしまう点です。被害者意識があるという事は「自分の感情は自分で決める、自分の人生は自分で決める」という当事者意識を失っている状態です。

許しには様々な段階があり、まずは自分自身、家族、友人等身近な存在を許し、次に社会、そして神へと続きます(ここが日本人には余りない概念かもしれません。例えば、不公平な社会を作ること、天災などが起こる事に対する怒りが神と結びつくそうです)。

このような考えは、相容れる人も相容れない人もいると思います。ただ、許す事で辛い過去から解放され、今この瞬間を100%生きる喜びを味わえる(「ゆるす」ということ ジェラルド・G・ジャンポルスキー 2007)のではないでしょうか。

氏は言います。「許すことはあなたがされた事を承認する事ではなく、忘れる必要もありません。それでもあなた自身のために、許すことはできるのです」

奥が深く難しいテーマですが、許しによって過去の傷を手放す事ができるようになるのかもしれません。

(参照URL)
http://goo.gl/SEZSD

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