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アンガーマネジメントの講座には、「怒りっぽい自分をなんとかしたい」と思い、いらっしゃる方も多いです。
怒りは、目にすることも触ることもできません。
私たちにとって、身近な存在の「怒り」とはどういったものなのでしょうか?

◆怒りは感情表現のひとつ

喜怒哀楽という言葉があるとおり、怒ることは、人間が本来もっている自然な感情表現のひとつです。
「怒り」のない人はいないし、なくすことも不可能です。

今夏上映中のディズニー映画「インサイドヘッド」という子どもの頭のなかの感情を扱った映画のなかにも、「イカリ」「ムカムカ」という名前で怒りの感情は登場します。

◆私たちを怒らせるもの

では、人はなぜ怒るのでしょうか?

恋人と待ち合わせをしていて、相手が遅れてきたとします。
あなたは待たされてイライラしてしまいました。
恋人が遅刻してきたことが、怒りの原因でしょうか?
遅れてきた相手が、あなたを怒らせたのでしょうか?
それとも、以前から遅刻が何度もあったということを思い出して、怒っているのでしょうか?
怒りの原因は、相手にあって降ってくるものでしょうか?

◆怒らせるものの正体

私たちを怒らせるものの正体。
それは、「べき」という言葉で言い表すことができます。
これは自分の願望、希望、欲求を象徴する言葉です。
私たちはそれぞれオリジナルの「べき」をもっています。
上司はこうあるべき、夫はこうあるべき、妻はこうあるべき……。
この自分のもっている「べき」の「理想」と「現実」のあいだにギャップを生じると怒りが発生するのです。

先ほどの話は、「恋人はこうあるべき」「恋人は待ち合わせの時間を守るべき」という、あなたの「理想」に対して、遅刻という「現実」が発生したため、そのギャップに怒りを感じたのです。

怒りの原因は、相手にあって降ってくるものではありません。
もしあなたが、「恋人も待ち合わせに遅刻することがある」と思っていたとすれば、怒りにはつながらなかったでしょう。

◆怒ってもよい
                       
アンガーマネジメントは「怒らなくなるための勉強」ではありません。怒る必要のあることは、きちんと怒ってもよいのです。
ただし、なんでもかんでも怒ればよいわけではありません。
怒る必要のなかったことは、怒らないようにして、怒りをうまくコントロールしていきましょう。

アンガーマネジメントを知り、学ぶことで「怒り」に上手に付き合って、怒る必要のないことは怒らなくなり、怒るときにはきちんと怒れるようになります。

自然な感情のひとつである「怒り」。
怒るか怒らないかを自分で決めて、よりよい毎日が送れるようになるとよいですね。

(文:相原あすか/編集:川嵜昌子

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