コラム
雨の日の通勤電車はイライラの宝庫
今朝は日本全国大荒れの天候で、交通機関もあちこちで遅延等の影響が出ていました。
筆者も小田急線に乗って新宿へ向っており、これ以上詰め込めないという程人が乗っていて本当に疲れました。
でも仕事柄、こんな時こそ人間観察をしてしまいます。
それを踏まえて、今回はどうして通勤電車等でイライラしがちになってしまうか考えてみましょう。
まず、怒りというのは何か出来事があってすぐに発動するのではなく、怒りの感情以前に「ネガティブな感情」が潜んでいます。
雨の日の通勤電車で考えてみると、例えばこんなネガティブな感情があります。
[不安/焦燥感]
・ 会社の始業やアポイントに間に合わない
・ 次の電車はいつくるのか
[疲労]
・ 1時間以上も満員電車で変な姿勢で立ちっぱなしで身体が痛い
普段の通勤ストレスに輪がかかって、ネガティブな感情が増大していきます。そうすると、その上に覆いかぶさっている「怒り」の導火線が短くなってしまうのです。
今日はこんな光景がありました。
・ 電車に乗りきれなかったので、ホームにいた駅員に喰ってかかる人
・ 降車駅についたので、「すみません」とも言わず前の人を押しのけて降りる人
・ 単語を勉強していた学生に「人の迷惑考えろよ!」と怒鳴っていた人
普段ならそれほど気にもならない事でも、怒りのトリガーになってしまうのですね。そしてついつい強い口調で相手に怒鳴ってしまいます。
こんな時は、自分が今この電車に乗っている「目的」を思い出す様にしましょう。私たちは、どこかに到着するために電車に乗っているのであって(つまり、目的地に着くのがゴールです)、誰かに悪態をついたりするために電車に乗っている訳ではありません。
通勤電車でイライラしてきたら、「目的地についたら、万事OK!」という位の心の余裕が欲しいものですね。