プレスリリース

2019年02月26日

日本アンガーマネジメント協会が“教育現場における教師と子供の怒りの実態”に関する調査結果を発表! 2019年4月、中学校の道徳の教科書に「生命尊重」「いじめ防止」に繋がるテーマのひとつとしてアンガーマネジメントを掲載!


日本アンガーマネジメント協会が“教育現場における教師と子供の怒りの実態”に関する調査結果を発表!
小中学校で教師経験のある96.1%の男女が、子供への怒りに関する勉強が必要と回答!
約50%が子供をうまく怒れ(叱れ)ていないと感じていることが判明!

2019年4月、中学校の道徳の教科書に「生命尊重」「いじめ防止」に繋がるテーマのひとつとしてアンガーマネジメントを掲載!

怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニング「アンガーマネジメント」の普及を行う、一般社団法人日本アンガーマネジメント協会(所在地:東京都港区、代表理事:安藤俊介)は、2019年4月より、平成31年度用中学校道徳教科書に「生命尊重」、「いじめ防止」に繋がるテーマのひとつとしてアンガーマネジメントの掲載が決定したことを機に、日本全国の「小中学校教師として、担任を持っていた人」412名、を対象に“教育現場における教師と子供の怒りの実態”のアンケートを実施しました。

当会は“教育現場における教師と子供の怒りの実態”を調査し、幼少期からアンガーマネジメント(怒りの感情をコントロールすること)を学ぶことが必要なのではないか、という仮説を立て検証しました。

そこで本アンケートを実施したところ、「子供たちに怒りのメカニズムについての勉強を受けさせることは、子供たちにとって必要なことだと思いますか?」の質問に対して、調査対象となった「小中学校の教師経験のある男女」の96.1%が「必要なことだと思う」と回答、「あなたは子供をうまく怒れ(叱れ)ていたと思いますか?」という質問には、47.8%が「うまく怒れ(叱れ)ていたと思わない」と回答しました。また、多い少ない問わず全体の95.8%がイライラしている子供がいる(いた)と感じていることがわかりました。

詳しい調査結果に関しましては、下記をご覧ください。

結果①:小中学校での教師経験のある約50%が、自身が子供に対して、うまく怒れ(叱れ)ていないと感じていることが判明!

あなたは子供をうまく怒れ(叱れ)ていた思いますか?
うまく怒れ(叱れ)ていたというのは、「うまくリクエストが伝えられている」
「自分の要求を相手が理解できるように伝えられている」叱り方のこと。
第1位 うまく叱れていたと思う 52.2%
第2位 うまく叱れていたと思わない 47.8%

(一般社団法人日本アンガーマネジメント協会調べ)

 調査の結果、「あなたは子供をうまく怒れ(叱れ)ていたと思いますか?」という問いに対して、「うまく怒れ(叱れ)ていたと思う」が52.2%、「うまく怒れ(叱れ)ていたと思わない」が47.8%ということがわかり、約半数が子供に対して怒る際、自分の要求(リクエスト)を相手が理解できるように伝えられていないと感じていることが判明しました。

調査結果のまとめ

①小中学校での教師経験のある約50%が、自身が子供に対して、うまく怒れ(叱れ)ていないと感じていることが判明!
②子供に対してうまく怒れ(叱れ)ない理由第一位は「冷静に怒りのポイントを伝えることができなかったから」
③小中学校での教師経験のある95.8%が学校生活の中でイライラしている子供がいる(いた)と感じていることが判明!
④小中学校での教師経験のある96.1%が子供に対する怒りの感情教育の必要性を感じていることが判明!
①小中学校での教師経験のある約50%が、自身が子供に対して、うまく怒れ(叱れ)ていないと感じていることが判明!
②子供に対してうまく怒れ(叱れ)ない理由第一位は「冷静に怒りのポイントを伝えることができなかったから」
③小中学校での教師経験のある95.8%が学校生活の中でイライラしている子供がいる(いた)と感じていることが判明!
④小中学校での教師経験のある96.1%が子供に対する怒りの感情教育の必要性を感じていることが判明!

結果②:子供に対してうまく怒れ(叱れ)ない理由第一位は「冷静に怒りのポイントを伝えることができなかったから」

前問で「うまく叱れていたと思わない」と答えた方に質問
その理由を教えてください
第1位 冷静に怒りのポイントを伝えることができなかったから 37.9%
第2位 子供がなぜ怒りのポイントとなる行動や言動をしたのかを考えることができなかったから 22.6%
第3位 子供が反省の色を示していなかったから 20.0%
第4位 その他 10.3%
第5位 怒鳴ったり手をあげたりしてしまったから 9.2%

(一般社団法人日本アンガーマネジメント協会調べ)

調査の結果、「子供に対してうまく怒れ(叱れ)ていたと思わない」と回答した内の37.9%がうまく怒れ(叱れ)なかった理由に「冷静に怒りのポイントを伝えることができなかったから」と回答しました。このことから、教師が子供に対して怒る際、例えイライラしたとしてもすぐに反応せず、冷静に自分がなぜ怒っているのか、どうしてほしいのかというリクエストを伝えることが大切だと認識していることが判明しました。

結果③:小中学校での教師経験のある95.8%が学校生活の中でイライラしている子供がいる(いた)と感じていることが判明!

学校生活の中で、イライラしている子供が多いと感じますか(感じましたか)?
第1位 イライラしている子供がいる(いた)が多いとは感じていない 55.3%
第2位 イライラしている子供が多いと感じた 40.5%
第3位 イライラしている子供はいないと感じた 4.1%

(一般社団法人日本アンガーマネジメント協会調べ)

調査の結果、55.3%の人が「イライラしている子供もいる(いた)が多いとは感じていない」、40.5%が「イライラしている子供が多いと感じた」と回答し、多い少ない問わず全体の95.8%がイライラしている子供がいる(いた)と感じていることが判明しました。

結果④:小中学校での教師経験のある96.1%が子供に対する怒りの感情教育の必要性を感じていることが判明!

子供たちに怒りのメカニズムについての勉強を受けさせることは、子供たちにとって必要なことだと思いますか?
第1位 とても必要なことだと思う 57.3%
第2位 まぁまぁ必要なことだと思う 38.8%
第3位 必要なことだとは思わない 3.9%

(一般社団法人日本アンガーマネジメント協会調べ)

調査の結果、「2019年4月より、道徳の教科書に『生命尊重』と『いじめ防止』につながるテーマのひとつとしてアンガ―マネジメントが掲載されることとなりました。これを受け、子供たちに怒りのメカニズムについての勉強を受けさせることは、子供たちにとって必要なことだと思いますか?」という質問に対して、調査対象となった「小中学校で教師経験のある男女」のうち、57.3%が「とても必要なことだと思う」、38.8%が「まぁまぁ必要なことだと思う」と回答。併せて96.1%もの人が、「必要なことだと思う」と回答し、多くの小中学校教師経験者が子供たちにも感情教育の必要性を感じていることが判明しました。

【調査概要】 

サンプル数:412人
調査対象者:「小中学校教師として、担任を持っていた人」
調査方法:インターネットリサーチ
調査時期:2019年2月9日~2月10日
調査内容:“教育現場における教師と子供の怒りの実態”について単一回答、複数回答にて調査を行い分析

《日本アンガーマネジメント協会 代表理事 安藤俊介の考察》 

結果①「小中学校での教師経験のある約50%が、自身が子供に対して、うまく怒れ(叱れ)ていないと感じていることが判明!」の考察
職場と家庭では違うと感じている、考えているという人が多いということでしょう。職場では教師の理屈としてどうしなければいけないというものが働く一方で、家庭ではそうした理屈通りに動くというのがいかに難しいかを表している結果と考えられます。怒りの感情は身近な対象に程、強くなるという性質があります。まさにこの性質を裏付けるような結果となっています。

結果②「子供に対してうまく怒れ(叱れ)ない理由第一位は『冷静に怒りのポイントを伝えることができなかったから』」の考察
怒りの感情にハイジャックされている状態では、いくら冷静に伝えようとしても難しいです。感情ではなく、理性で自分をコントロールできるようになることで、はじめて冷静に考え、伝えることができるようになります。アンガーマネジメントができるようになることで、怒りを感じたとしても、理性で自分をコントロールしてから、冷静に伝えられるようになります。

結果③「小中学校での教師経験のある95.8%が学校生活の中でイライラしている子供がいる(いた)と感じていることが判明!」の考察
怒りは人間に備わっている自然な感情なので、イライラ、怒りを感じない子どもはいません。イライラ、怒りを感じること自体は自然なことなので、そのこと自体は問題ではありません。問題になるとすれば、そのイライラ、怒りを持つことになったきっかけが家庭なのか、友達関係なのか、あるいは先生との関係なのか、そこがわからず、また自分や周りがどうその怒りに向き合えばよいのかわからないということでしょう。

結果④「小中学校での教師経験のある96.1%が子供に対する怒りの感情教育の必要性を感じていることが判明!」の考察
怒りの感情は感情の中で唯一人生を壊すことができる感情と考えられます。アンガーマネジメントはトレーニングであり、トレーニングである以上、早い段階から取り組んでいった方が上達することを現場の教師たちは感じているというのが、この結果に現れていると考えられる結果です。

【平成31年度用中学校道徳教科書へのアンガーマネジメント採用に対するコメント】
春から学研教育みらいの中学校道徳教科書にアンガーマネジメントが掲載されます。道徳教育では理解することも大切ですが、道徳的な行動が実際にできるかということも非常に大切です。アンガーマネジメントで怒りの感情と上手に付き合う術を身につけることで、より道徳的な行動がしやすくなるという点に注目し、教科書に掲載されるようになった意味は非常に大きいと言えます。
アンガーマネジメントはアメリカで生まれたものですが、アメリカでは感情理解教育としてのアンガーマネジメントが子供たちに積極的に行われています。その意義として、「人生の選択を自分の責任でできるようになること」、「健全な人間関係をつくり、社会の一員になれること」というものがあり、日本でも文部科学省の報告書内で小中一貫プログラムとして、「感情理解教育(アンガーマネジメント)」に取り組んでいると明記されています。

結果①~④から、小中学校の教師自身が子供たちをうまく叱れていないと感じており、うまく叱れていないと感じている理由は冷静に怒りのポイントを伝えられていないからということがわかりました。子供に対する叱り方に悩む教師がいる一方、教師自身、イライラを抱える子供は少なからず存在すると感じており、ほとんどが子供に対する感情教育の必要性を訴えています。そういった背景がある中、2019年4月より、平成31年度用中学校道徳教科書にアンガーマネジメントの採用が決定しました。詳細は以下の通りです。


タイトル:『中学生の道徳 明日への扉』
監修:永田繁雄(東京学芸大学大学院教授)
出版社:学研教育みらい
対象学年:中学校1~3年生
使用開始日:平成31年4月1日
概要:
子どもの可能性を信じて引き出し、「考え、議論する道徳」で、主体的・対話的で深い学びを実現するのに最適な教科書で、「生命尊重」と「いじめ防止」につながる三つのテーマ、「アンガーマネジメント」「自己肯定感」「メンタルトレーニング」についての特設
ページも設けています。


【アンガーマネジメントとは】

 アンガーマネジメントとは、1970年代にアメリカで開発された、怒りの感情と上手に付き合う(マネジメントする)ための心理トレーニングです。アンガーマネジメントを学ぶことによって、自分自身の怒りを理解し、感情のコントロールをしたり、ポジティブな考えを生み出せ、また周囲との良好な人間関係を成立させることができます。プログラム開発当初は、DVや差別、軽犯罪者に対する矯正プログラムとしてカリフォルニア州を中心に確立され、現在では全米の教育機関や企業でも広く導入され、教育・職場環境の改善、学習・業務パフォーマンスの向上を目的に、長年活用されています。
 
 近年アンガーマネジメントは、日本をはじめ世界でもその重要性を認められ、公的機関や企業、教育現場、医療現場などで導入が始まっています。日本でも、世界最大組織であるナショナルアンガーマネジメント協会(アメリカ)の日本支部として、2011年6月に一般社団法人日本アンガーマネジメント協会を設立させ、文部科学省も重要視する「アンガーマネジメント」を社会に浸透させています。

【一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会】

法人名:一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会
代表者:代表理事 安藤 俊介
所在地:〒108-0023 東京都港区芝浦3-14-8 芝浦ワンハンドレッドビル6階

安藤 俊介(あんどう しゅんすけ)


怒りの感情コントロール専門家。怒りの感情と上手に付き合う(マネジメントする)ための心理トレーニング「アンガーマネジメント」の日本の第一人者。
ニューヨークで働いていた際、イライラ、怒りに振り回される自分に苦しんでいたところ、「アンガーマネジメント」に出会う。怒りを理解し、うまくマネジメントする手法を実践するうちに、自分自身が生まれ変わったことを実感する。世界で15人しかいない最高ランクのトレーニングプロフェッショナルにアメリカ人以外では唯一登録されている。


【厚生労働省「職場のパワーハラスメント防止対策についての検討会」委員に就任】

2017年4月、厚生労働省は、職場のパワーハラスメント防止対策を強化するための方策の検討を行うため、有識者や労使関係者からなる「職場のパワーハラスメント防止対策についての検討会」の設置を発表し、当会代表理事の安藤も委員に就任した。

【メディア出演実績】

TV :NHK「おはよう日本」、日本テレビ「NEWS ZERO」、テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」等
新聞:朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、日本経済新聞、産経新聞、日刊スポーツ、夕刊フジ 等
雑誌:AERA、PRESIDENT、クーリエジャポン、anan、MORE、BAILA、美的、UOMO、GQ JAPAN、ALBA 等

【アンガーマネジメント 導入実績】

企業:三井物産株式会社、野村証券株式会社、スカイマーク株式会社、SMBCコンサルティング株式会社 等
教育関連:東京都教育委員会、神奈川県教育委員会、奈良県教育委員会、埼玉県立飯能南高校 等
アスリート:片山晋呉(プロゴルファー)、前園真聖(元プロサッカー選手) 等

【講座概要】(https://www.angermanagement.co.jp/seminar

■講座:
アンガーマネジメント「入門講座」、「ファシリテーター養成講座」、
「キッズインストラクター養成講座」、「叱り方入門講座」、「怒らない体操講座」など

■費用:3,240円(税込)~
■受講条件:講座の種類によって異なる

※アンガーマネジメントティーンインストラクター養成講座
12歳~18歳の子供たちにカードゲーム「アンガーマネジメントゲーム for teen」を使用し、「アンガーマネジメントティーン講座」を開催するための資格取得講座です。