プレスリリース

2019年02月28日

愛知県警高速隊が全国初のアンガーマネジメント研修を導入! 全隊員130名が運転中における怒りのコントロール術を習得


全国から、ロードレイジ(あおり運転や進路妨害などをするドライバーや報復行動全般)を無くしたい!
日本アンガーマネジメント協会の『新・あおり運転(ロードレイジ)撲滅プロジェクト』実施中

愛知県警高速隊が全国初のアンガーマネジメント研修を導入
全隊員130名が運転中における怒りのコントロール術を習得
隊長「当事者の心理を理解し、最前線での啓発や指導に繋げたい」

怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニング「アンガーマネジメント」の普及を行う、一般社団法人日本アンガーマネジメント協会(所在地:東京都港区、代表理事:安藤俊介)は、2019年2月27日、28日に愛知県警高速隊130名に対して、ロードレイジ(あおり運転や進路妨害などをするドライバーや報復行動全般)撲滅を目的としたアンガーマネジメント研修を全国で初めて実施しました。


日本アンガーマネジメント協会では、2017年6月に発生した東名高速の追い越し車線事故をきっかけに大きな社会問題となった、あおり運転の撲滅を目的としたプロジェクトを2018年1月より実施してまいりました。現在も、あおり運転に関連する事件、事故が絶えない中、日本アンガーマネジメント協会は啓発グッズデザインを提供するなど、『新・あおり運転(ロードレイジ)撲滅プロジェクト』を実施しています。

交通事故死者数が16年連続で全国ワーストの愛知県の高速道路では、平成30年の1年間で「車間距離不保持」が1225件、「追い越し違反」が87件、「警音器使用制限違反」が1件、「急ブレーキ禁止」が1件、「あおり運転に関する110番」が1608件と、あおり運転に関する摘発が相次いでいます。
今回の取り組みは、あおり運転に関する摘発件数の多さを懸念する愛知県警から、『新・あおり運転(ロードレイジ)撲滅プロジェクト』の理念を掲げる日本アンガーマネジメント協会に打診いただいたことにより実現しました。全国の警察で初となる今回は、愛知県警高速隊全130名がアンガーマネジメント研修に参加しました。講師は、アンガーマネジメントシニアファシリテーター(日本アンガーマネジメント協会公認の怒りの講師)の濱崎明子が担当。
「怒りは当たり前の感情で、人間なら誰もが持っている感情です。切り離すことができないからこそ、怒りと上手に付き合うことが大切です」と、アンガーマネジメントについて説明が始まると、隊員たちは真剣に耳を傾けていました。それぞれの怒りの尺度を考えるグループワークでは積極的に取り組みながらも、各々の怒りに対する尺度の違いに、隊員たちは驚きを隠せない様子でした。濱崎講師が「愛知県のワースト1を止めたいとの想いでアンガーマネジメントを伝えていきたいと思います」と講義を締めくくりました。

愛知県警察本部 交通部 高速道路交通警察隊長の豊田俊道隊長は今回の研修に関して、「ハンドルを握る人なら誰もが当事者になる可能性がある。最前線での啓発や指導に繋げたいです。今後も継続的に実施し、あおり運転の被害を少しでも抑えたいです」と今後の取り組みについて意欲的なコメントをしていました。
日本アンガーマネジメント協会の安藤俊介代表理事は、「あおり運転などを含むロードレイジ対策に警察が本格的に教育として導入し始めたことは社会にとっても非常に意義があることです。これを機にますます社会としてあおり運転などは許せないもの、社会として受け入れられないものという機運が高まることを期待しています」とコメントしています。

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あおり運転とめるくん

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    ※場合によっては、
    郵送依頼あり

※ダウンロードする場合は専用のフォームに必要事項をご記入の上、申請をお願いします。(12月中旬~予定)
https://docs.google.com/forms/d/1fUbXSGX2FRS7Y8KbyU_9HkzYFMTQjL6UrRHT_-rH9ho/edit?ts=5bfbd7f5

過去のあおり運転撲滅プロジェクト
ロードレイジ(あおり運転や進路妨害などをするドライバーや報復行動全般)撲滅への想い

「全国からロードレイジをなくしたい!」という日本アンガーマネジメント協会の思いを実現するため、
運転する方はもちろん、運転しない方にも手に取っていただける、運転におけるアンガーマネジメントのポイントをまとめた啓発グッズの作成、全国配布によって“怒り”による危険運転撲滅を目指すクラウドファンディング(https://readyfor.jp/projects/angermanagement)を2018年1月から30日間実施。目標額の170万円に対し、総勢243名から総額2,107,000円の支援が集まり、目標を達成。目標額が集まったことにより、本プロジェクトの実施が決定しました。

ロードレイジはアメリカでは1980年代初頭より社会問題となっています。アメリカでは誰もがロードレイジの加害者、被害者になると警鐘を鳴らしています。特に怒りっぽい人が問題を起こすわけではないという点が非常に大きなポイントです。
車の運転と怒りの感情は密接に関係していると考えられています。事実、アメリカではスピード違反などの交通違反者に対して、裁判所からアンガーマネジメントを受講するよう裁判所命令がくだされることは珍しくありません。
日本でもロードレイジという言葉そのものは認知はまだ十分にされているとは言えませんが、あおり運転、危険運転などのロードレイジに含まれる行為は誰もが身近に感じている問題となっているでしょう。

現代人の生活と車の運転は切っても切れない関係です。そんな日常的なことの中にこうした問題があり、これまで放っておかれていたことは日本社会としてとても残念なことでした。
このプロジェクトをきっかけに一人でも多くの人にロードレイジが危険なものであり、犯罪になりえるもの、人の命を危険にさらさせるものであることを広く知っていただきたいと切に願っています。


【アンガーマネジメントとは】

 アンガーマネジメントとは、1970年代にアメリカで開発された、怒りの感情と上手に付き合う(マネジメントする)ための心理トレーニングです。アンガーマネジメントを学ぶことによって、自分自身の怒りを理解し、感情のコントロールをしたり、ポジティブな考えを生み出せ、また周囲との良好な人間関係を成立させることができます。プログラム開発当初は、DVや差別、軽犯罪者に対する矯正プログラムとしてカリフォルニア州を中心に確立され、現在では全米の教育機関や企業でも広く導入され、教育・職場環境の改善、学習・業務パフォーマンスの向上を目的に、長年活用されています。
 
 近年アンガーマネジメントは、日本をはじめ世界でもその重要性を認められ、公的機関や企業、教育現場、医療現場などで導入が始まっています。日本でも、世界最大組織であるナショナルアンガーマネジメント協会(アメリカ)の日本支部として、2011年6月に一般社団法人日本アンガーマネジメント協会を設立させ、文部科学省も重要視する「アンガーマネジメント」を社会に浸透させています。

【一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会】

法人名:一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会
代表者:代表理事 安藤 俊介
所在地:〒108-0023 東京都港区芝浦3-14-8 芝浦ワンハンドレッドビル6階

安藤 俊介(あんどう しゅんすけ)


怒りの感情コントロール専門家。怒りの感情と上手に付き合う(マネジメントする)ための心理トレーニング「アンガーマネジメント」の日本の第一人者。
ニューヨークで働いていた際、イライラ、怒りに振り回される自分に苦しんでいたところ、「アンガーマネジメント」に出会う。怒りを理解し、うまくマネジメントする手法を実践するうちに、自分自身が生まれ変わったことを実感する。世界で15人しかいない最高ランクのトレーニングプロフェッショナルにアメリカ人以外では唯一登録されている。


【厚生労働省「職場のパワーハラスメント防止対策についての検討会」委員に就任】

2017年4月、厚生労働省は、職場のパワーハラスメント防止対策を強化するための方策の検討を行うため、有識者や労使関係者からなる「職場のパワーハラスメント防止対策についての検討会」の設置を発表し、当会代表理事の安藤も委員に就任した。

【メディア出演実績】

TV :NHK「おはよう日本」、日本テレビ「NEWS ZERO」、テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」等
新聞:朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、日本経済新聞、産経新聞、日刊スポーツ、夕刊フジ 等
雑誌:AERA、PRESIDENT、クーリエジャポン、anan、MORE、BAILA、美的、UOMO、GQ JAPAN、ALBA 等

【アンガーマネジメント 導入実績】

企業:三井物産株式会社、野村証券株式会社、スカイマーク株式会社、SMBCコンサルティング株式会社 等
教育関連:東京都教育委員会、神奈川県教育委員会、奈良県教育委員会、埼玉県立飯能南高校 等
アスリート:片山晋呉(プロゴルファー)、前園真聖(元プロサッカー選手) 等

【講座概要】(https://www.angermanagement.co.jp/seminar

■講座:
アンガーマネジメント入門講座、アンガーマネジメントファシリテーター養成講座、
アンガーマネジメントキッズインストラクター養成講座、アンガーマネジメントティーンインストラクター養成講座、
アンガーマネジメント診断講座、アンガーマネジメント応用講座、アンガーマネジメント叱り方入門講座、
アンガーマネジメント手帳活用講座など

■費用:3,000円(税抜)~
■受講条件:講座の種類によって異なる