プレスリリース

2019年09月13日

アンガーマネジメント×ロードレイジ撲滅プロジェクト(秋の交通安全)


あおり運転摘発件数は過去最多6,267件(令和元年上半期のみ)
一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会が「秋の全国交通安全運転」を前に

あおり運転(ロードレイジ)撲滅のための啓発グッズ500部を海老名SA(下り)にて9月16日(月)~10月15日(火)の期間配布

怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニング「アンガーマネジメント」の普及を行う、一般社団法人日本アンガーマネジメント協会(所在地:東京都港区、代表理事:安藤俊介)は、2019年9月21日(土)~30日(月)に実施される「秋の全国交通安全運動」を前に、9月16日(月)~10月15日(火)までの1か月間、海老名SA(サービスエリア)下りに、あおり運転(ロードレイジ)撲滅のためのシールステッカー、チラシを設置、配布します。4回目となる今回、配布する啓発グッズの総数は、500部を予定しております。

チラシイメージ

あおり運転とめるくん

啓発グッズ配布イメージ


2019年8月に常磐自動車道で発生した暴行事件は、連日大きく報道され、あおり運転に関する社会的関心は一気に高まりました。あおり運転の摘発件数は、2018年から急増し、今年もすでに上半期だけで、一昨年1年間の件数を超えており、このままの件数で摘発されれば、過去最多件数を更新することが予想されます。
同協会では、ロードレイジ(自動車走行中における、あおり運転や進路妨害などをするドライバーや報復行動全般)の撲滅を目的とした『新・あおり運転(ロードレイジ)撲滅プロジェクト』を2017年より実施して参りました。同プロジェクトの一環で実施した2018年4月の「春の全国交通安全運動」、同年9月の「秋の全国交通安全運動」でも同様の啓発グッズを各500部ずつ配布したところ、トラック運送会社などからも問い合わせが殺到するなど、多くの反響がありました。それを受け、本活動の2019年での実施継続が決定しました。

東名高速の追い越し車線事故をきっかけに、あおり運転などが含まれるロードレイジに対して社会的な関心が集まり、2018年の1年間で約12,000件以上が摘発されています。アメリカではロードレイジの加害者に対しては裁判所からアンガーマネジメントを受講するよう裁判所命令が出ることもあり、それだけ車の運転と怒りの感情には深い関係があると考えられています。同協会代表理事の安藤俊介(あんどう しゅんすけ)は、「アンガーマネジメントで怒りの感情と上手に付き合うことができるようになれば、ロードレイジはなくなり、二度とこのような痛ましい事件が起きることはなくなる」と考え、あおり運転の危険性や車の運転中における怒りの感情のコントロール方法について啓発したいという思いから、本プロジェクトを立ち上げました。


“怒りのコントロール”の専門家でも、運転中70%がイライラしている!?
怒りのコントロールの専門家、アンガーマネジメントファシリテーター(以下AMFT)183名にあおり運転や運転中にイライラしたことについてアンケートを実施しました。
「あおり運転の被害にあったことはありますか?」という質問に対し、46%ものAMFTがあおり運転の被害にあったことがあると回答。続いて、「運転中にイライラしたことがありますか?」の質問には、70%以上がイライラを感じているという結果に。このことから、いつでも自分自身があおり運転の加害者になりうる可能性があるということがわかりました。
しかし、AMFTは自分自身が加害者とならないように「運転中に好きな音楽をかける」、「家族の写真を運転中に見える範囲に置く」、「深呼吸する」など、アンガーマネジメントのテクニックを活用していることがわかりました。


あおり運転(ロードレイジ)撲滅プロジェクトの経緯
あおり運転とめるくんダウンロード方法

あおり運転とめるくん

申請フォーム(イメージ)

デザインを使用したグッズなど(イメージ)


  • 《申請》
    申請理由
    使用意思
    使用範囲
    制作物イメージ など
  • 《許諾》
    デザイン変更は不可
    色の指定はするが
    印刷状況などは
    指定しない
  • 《制作》
    制作物の報告
    ⇒写真報告
    ※場合によっては、
    郵送依頼あり

※ダウンロードする場合は専用のフォームに必要事項をご記入の上、申請をお願いします。
https://docs.google.com/forms/d/1fUbXSGX2FRS7Y8KbyU_9HkzYFMTQjL6UrRHT_-rH9ho/edit?ts=5bfbd7f5

ロードレイジ(あおり運転や進路妨害などをするドライバーや報復行動全般)撲滅への想い

「全国からロードレイジをなくしたい!」という日本アンガーマネジメント協会の思いを実現するため、運転する方はもちろん、運転しない方にも手に取っていただける、運転におけるアンガーマネジメントのポイントをまとめた啓発グッズの作成、全国配布によって“怒り”による危険運転撲滅を目指すクラウドファンディング(https://readyfor.jp/projects/angermanagement)を2018年1月から30日間実施。目標額の170万円に対し、総勢243名から総額2,107,000円の支援が集まり、目標を達成。目標額が集まったことにより、本プロジェクトの実施が決定しました。

ロードレイジはアメリカでは1980年代初頭より社会問題となっています。アメリカでは誰もがロードレイジの加害者、被害者になると警鐘を鳴らしています。特に怒りっぽい人が問題を起こすわけではないという点が非常に大きなポイントです。
車の運転と怒りの感情は密接に関係していると考えられています。事実、アメリカではスピード違反などの交通違反者に対して、裁判所からアンガーマネジメントを受講するよう裁判所命令がくだされることは珍しくありません。
日本でもロードレイジという言葉そのものは認知はまだ十分にされているとは言えませんが、あおり運転、危険運転などのロードレイジに含まれる行為は誰もが身近に感じている問題となっているでしょう。

現代人の生活と車の運転は切っても切れない関係です。そんな日常的なことの中にこうした問題があり、これまで放っておかれていたことは日本社会としてとても残念なことでした。
このプロジェクトをきっかけに一人でも多くの人にロードレイジが危険なものであり、犯罪になりえるもの、人の命を危険にさらさせるものであることを広く知っていただきたいと切に願っています。


【アンガーマネジメントとは】

 アンガーマネジメントとは、1970年代にアメリカで開発された、怒りの感情と上手に付き合う(マネジメントする)ための心理トレーニングです。アンガーマネジメントを学ぶことによって、自分自身の怒りを理解し、感情のコントロールをしたり、ポジティブな考えを生み出せ、また周囲との良好な人間関係を成立させることができます。プログラム開発当初は、DVや差別、軽犯罪者に対する矯正プログラムとしてカリフォルニア州を中心に確立され、現在では全米の教育機関や企業でも広く導入され、教育・職場環境の改善、学習・業務パフォーマンスの向上を目的に、長年活用されています。
 
 近年アンガーマネジメントは、日本をはじめ世界でもその重要性を認められ、公的機関や企業、教育現場、医療現場などで導入が始まっています。日本でも、世界最大組織であるナショナルアンガーマネジメント協会(アメリカ)の日本支部として、2011年6月に一般社団法人日本アンガーマネジメント協会を設立させ、文部科学省も重要視する「アンガーマネジメント」を社会に浸透させています。

【一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会】

法人名:一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会
代表者:代表理事 安藤 俊介
所在地:〒108-0023 東京都港区芝浦3-14-8 芝浦ワンハンドレッドビル6階

安藤 俊介(あんどう しゅんすけ)


怒りの感情コントロール専門家。怒りの感情と上手に付き合う(マネジメントする)ための心理トレーニング「アンガーマネジメント」の日本の第一人者。
ニューヨークで働いていた際、イライラ、怒りに振り回される自分に苦しんでいたところ、「アンガーマネジメント」に出会う。怒りを理解し、うまくマネジメントする手法を実践するうちに、自分自身が生まれ変わったことを実感する。世界で15人しかいない最高ランクのトレーニングプロフェッショナルにアメリカ人以外では唯一登録されている。


【厚生労働省「職場のパワーハラスメント防止対策についての検討会」委員に就任】

2017年4月、厚生労働省は、職場のパワーハラスメント防止対策を強化するための方策の検討を行うため、有識者や労使関係者からなる「職場のパワーハラスメント防止対策についての検討会」の設置を発表し、当会代表理事の安藤も委員に就任した。

【メディア出演実績】

TV :NHK「おはよう日本」、日本テレビ「NEWS ZERO」、テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」等
新聞:朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、日本経済新聞、産経新聞、日刊スポーツ、夕刊フジ 等
雑誌:AERA、PRESIDENT、クーリエジャポン、anan、MORE、BAILA、美的、UOMO、GQ JAPAN、ALBA 等

【アンガーマネジメント 導入実績】

企業:三井物産株式会社、野村証券株式会社、スカイマーク株式会社、SMBCコンサルティング株式会社 等
教育関連:東京都教育委員会、神奈川県教育委員会、奈良県教育委員会、埼玉県立飯能南高校 等
アスリート:片山晋呉(プロゴルファー)、前園真聖(元プロサッカー選手) 等

【講座概要】(https://www.angermanagement.co.jp/seminar

■講座:
アンガーマネジメント入門講座、アンガーマネジメントファシリテーター養成講座、
アンガーマネジメントキッズインストラクター養成講座、アンガーマネジメントティーンインストラクター養成講座、
アンガーマネジメント診断講座、アンガーマネジメント応用講座、アンガーマネジメント叱り方入門講座、
アンガーマネジメント手帳活用講座など

■費用:3,000円(税抜)~
■受講条件:講座の種類によって異なる