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3月は卒業シーズン。卒業して進学される方、就職される方、卒業おめでとうございます。新たな出会い、新たな環境での学びや活躍があることを心よりお慶びいたします。

今回は、「ゆとり世代」と呼ばれる世代とその上司との職場におけるコミュニケーションギャップをテーマとしています。

◆職場環境における意識調査(※1)

『職場でのゆとり世代の印象』は、

1.指示したことしかやらない。もしくは指示したことしか出来ない 19% 
2.すぐに言い訳をする 15% 
3.敬語が使えない 12% など

これに対して、
『ゆとり世代が職場で苦痛と感じること』は、

1.きちんと説明してもらえないこと 24%
2.ゆとり世代はこれだから・・・」という言い方をされること 16%
3.プライベートなことを聞かれること 13% など

世代間でこのような考えのギャップが生じていることが示されました。思い当たることはありますでしょうか?

◆世代間ギャップが原因で「イライラした」事例
 (アンガーマネジメント入門講座を受講された方の事例)

1.授業中の学生の態度が悪かったので、「授業のじゃまをするのなら帰りなさい」と怒ったらそのまま帰ってしまった
2.会社の新人歓迎会に参加するように声がけをしたら、「参加する義務はないから欠席で」と言われた

◆どうしてイライラするの?

以前に、「怒りの対処法を学ぼう 自分の『べき』は他人と必ずしも一緒ではない」で、なぜ私たちはイライラするのか?イライラする正体についてご紹介しました。

私たちは、自分が「○○するべき」「○○するべきではない」と思っていることと、現実のギャップが生じた時に、怒りを感じるのです。
前述の事例について考えてみると、1.では

教師:
・授業中は静かにし、勉強に集中するべき。授業を妨げる学生の態度をよくしたかった。
・より良い授業を円滑に進めたかった。「帰りなさい」とは言ったが本当に帰ってしまうとは思っていなかった。

生徒:
・授業態度でなぜそんなに怒るのか理解できなかった。
・先生に「帰りなさい」と言われたから帰った。

2.では、

上司:
・新人歓迎会には参加するべき。新入社員を部署で歓迎したかった。
・新入社員とコミュニケーションをとるきっかけにしたかった。

新人:
・新人歓迎会は仕事ではないので参加する義務はない。

◆アンガーマネジメント的思考

自分の理想とする「こうあるべき」が世代によって大きく異なっていることを職場で放置していたら、理想と現実のギャップから日々のイライラがつのり、怒りの感情が生まれてしまいます。その怒りの感情に捕らわれ、相手に怒りをぶつけ続けると、人間関係が悪化するばかりかハラスメントにつながる可能性があります。

職場の目標として、「仕事の業績を上げること」「仕事を円滑に進めること」「人間関係をよくすること」などさまざまなことがあげられると思います。
ひとの怒りのピークは諸説ありますが、長くて6秒続くと言われています。その怒りのピークに反射的な言動をとるのではなく、一呼吸置いて感情の高ぶりが落ち着いてから目標につながる言動をとるようにしてみてはいかがでしょうか。

※1 日本法規情報株式会社調べ 2014年

(文:髙橋直子/編集:川嵜昌子