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コラム - 時事
連休中の混雑をアンガーマネジメント的に考える
明日から大型連休、いわゆるゴールデンウィークですね。海外や国内旅行、ご実家に帰省など、過ごし方もさまざまだと思います。
しかし、ゴールデンウィークと言えば、道路の渋滞がつきものですね。例年、何十キロという渋滞をニュースで聞くこともあります。行きの道路の渋滞でイライラして喧嘩になって、道中、気まずい思いをした経験のある方もいらっしゃるでしょう。
せっかくの休暇です。楽しく過ごすヒントをアンガーマネジメントの考え方で、お教えしましょう。
◆渋滞とは
警視庁では統計上、下記を渋滞の定義としています(警視庁交通部 交通量統計表)
・一般道路:走行速度が20km/h以下になった状態
・高速道路:走行速度が40km/h以下になった状態
警視庁の考え方では、渋滞の長さは関係なく、速度が一定以下になった場合を「渋滞」と捉えています。
渋滞の理由はさまざまですが、信号や交差点での待機車両、橋や踏切、高速道路でのジャンクションや料金所などがあげられます。
◆アンガーマネジメント的に考えると
アンガーマネジメントの「3つの暗号」というノウハウの1つに、「分かれ道」という方法があります。
これは起こっている出来事を、「自分にとって重要か否か」という縦軸と、「自分でコントロール出来ることか否か」という横軸の、4つの箱に入れて考えます。
渋滞にあってしまったら、自分でコントロールすることはできません。しかし、長い渋滞はイライラするとすれば、自分にとって重要な事柄です。箱でいうと、右上の部分に当たります。そんな時は、「対処法」を用意していくのです。
混雑したときに聞くように、CDを用意しておいたり、簡単な食べ物を用意したりするのもよいでしょう。
ポイントは、イライラしないために、気持ちをほかにもっていけるような、気分転換のアイテムを用意することです。そうすることで、渋滞にとらわれてイライラすることはなくなります。
◆渋滞を回避する方法
ゴールデンウィークのような集中した休暇の場合、回避するのであれば、混雑のピークを避けて通るようにするなど、渋滞にあわないための方法もあるでしょう。
そもそものお休みをゴールデンウィークではない、他の日に取ることも、渋滞を回避する方法になります。
この場合、先ほどの4つの箱に入れると、左上の「自分にとって重要」なおかつ「自分でコントロールできること」に入りますので、具体的な方法を取るとよいでしょう。
せっかくのお休みも、上手に対応しないと、渋滞の記憶しか残らないこともあります。
渋滞でもイライラせずに楽しくすごせるとよいですね。