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■アンガーマネジメント×職業
アンガーマネジメント×カウンセラー

■1)あなたの仕事内容について教えてください。
私は心理職(臨床心理士・公認心理師)として、契約企業の相談室でメンタルヘルスやハラスメントについての相談、クリニックでの心理カウンセリング、発達検査や知能検査を含む心理アセスメント、また、公共機関で虐待の被害者、加害者に関わる仕事をしており、子どもから高齢者まで幅広い年齢の方々に接する毎日を送っています。


カウンセリングルームはクライアントが安心できる落ち着いた雰囲気になっています

■2)あなたの業界あるあるイライラ事例を教えてください。
悩みを抱えたクライアントが出口を見つけられるのは1年後かもしれないし、数年かかる場合もあります。カウンセラーは自分自身がクライアントのために役立っているのかが見えないことがほとんどです。クライアントと向き合う中で、「果たして自分は、価値観を入れずにクライアントの話に耳を傾けられただろうか?」「クライアントをコントロールしてはいないだろうか?」と不安になったり、自分の無力さを痛感し、必要以上に自分を責めてしまうこともよくあります。

■3)以前(アンガーマネジメントを学ぶ前)はどのように対処していましたか?
カウンセリングでは、クライアントの存在、考え、気持ちをあるがままに理解し、受け入れる、受容・共感がとても重要であると言われています。虐待の行為者に対して、虐待という行為は許されないにしても、そこに至る心理的な過程を理解し、共感することはできます。しかし、「社会が悪い」「自分の育った環境のせい」と自分なりの理由を言い訳にして自分の課題を認めようとしない虐待行為者も多く、そういう人達に共感することが非常に難しく感じることもあります。また、カウンセリングでの対応では時間がかかり、繰り返される虐待に歯止めがかけられない場合も多く、悩んでいました。

■4)アンガーマネジメントファシリテーターになってから、どのように活用していますか?
日本アンガーマネジメント協会で提供している資料は、平易な言葉で誰にでも理解できるように組み立てられていますので、契約企業でのハラスメント防止の研修などでも受講者に大変好評です。また、私自身もアンガーマネジメントを日々実践しているおかげで、今では必要以上に自分自身を責めたり攻撃することもなくなりました。

■5)仕事において、どのような変化がありましたか?
アンガーマネジメントと出会い、虐待が犯罪行為にエスカレートしないように行動面へのアプローチができることを知りました。今では、虐待を繰り返す親などの行為者に対しては、まず、アンガーマネジメントによるトレーニングにより、虐待に至らないよう行動面の制御を優先し、その後、内面への内省を促す心理カウンセリングに移行するアプローチを取るようにしています。

■6)メッセージ
アンガーマネジメントは心理トレーニングであり、メソッドですから、理論を知り、練習と実践を積み重ねれば、誰でも習得できるものです。しかし、自転車の乗り方を覚えても自転車に上手に乗ることはできないのと同様で、アンガーマネジメントも理論がわかっただけではダメで練習と実践が必要です。ぜひご一緒に続けていきましょう。

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