ほっと・AM
手帳チーム
アンガーマネジメントと私
私は、現在2人の子育て(高3男子と中3女子)をしながら、一般企業で働いています。現在は、主に自分のアンガーマネジメント力を磨く中、日々の仕事や生活に活かし、人に伝えるということを長期的な目標として、勉強をすすめています。昨年より、日本アンガーマネジメント協会の「手帳チーム」に参加し、今年で2年目を迎えました。また今年から「ビフォー・アフターチーム」にも参加し、冊子の作成に携わっています。私のビフォー・アフターはどうでしょうか?
■アンガーマネジメントとの出会い
ちょうど今から10年ほど前、子どもがまだ小学生と保育園児の頃です。仕事も忙しく、日々子育てのイライラに悩む中、「子育て」「イライラ」とネット検索をして出てきたのが「アンガーマネジメント」。「何かヒントがあるかもしれない!」と、藁をもすがる気持ちで書籍を読んでみました。が、当時の私は「私には無理だ。6秒も待てない。怒りなんて収まらない!」と理解せぬまま、本を閉じてしまいました。
アンガーマネジメントは心理トレーニングです。自転車に乗る練習をするのと同じで、日々のトレーニングが必要です。今考えると、あの時もう少し調べて、アンガーマネジメント入門講座を受講して正しく学んでいたらよかったのに…と思います。
さて、子どもが小学校高学年から中学生になると、手は離れて子育ては楽になりました。しかし、どんなに素直な子でも思春期という大人の階段を上る通過点を迎えます。子どもたちは、そこまでびっくりするほどの反抗期というわけではなかったのですが、言葉をかけても「無表情」「返事なし」「無視」「うざい」という言葉を投げられることもあり、毎回イラッとしてこちらが感情的になっていました。特に疲れていると、冷静に注意が出来ず、大声で怒鳴りつける、ということもありました。
2017年、そんな思春期の子どもたちを抱えて異動した新規事業部門。人員不足で思うようにならないことも多く、周囲の人にイライラして、感情的になることもありました。そして仕事のストレスを家に持ち帰り、家族に愚痴や不満をぶつけては、迷惑をかけていました。あとで後悔することも多く、何とかしなくてはと思っていました。
コロナ禍の2020年5月に、ふとネット上で「アンガーマネジメント」と再会しました。アンガーマネジメントファシリテーター養成講座の案内を見て、「資格を取得すれば、この私でもアンガーマネジメントが出来るようになるのではないか?」と思いたち、ちょうど安藤代表が大阪に来られるとのことで「今だ!」とひらめき、即受講することに決めました。
同年6月に開催された安藤代表の養成講座は、アンガーマネジメントの知識だけではなく、「人生とは?」と常に問いかけるような内容で、私の人生観や仕事観が一気に変わった貴重な学びの2日間でした。
それからは、その他様々な資格も取得しながら、アンガーマネジメントを日々実践していきました。特にアンガーマネジメントトレーナー養成講座(旧アンガーマネジメントトレーニング講座、現アンガーマネジメント応用講座の講師を養成する講座)を受講したことをきっかけに、アンガーマネジメントトレーニングブックを使うようになり、そこから徐々にアンガーマネジメントが上達していきました。
何より、直接手書きで書き込むことが出来るのがよかったです。それまであまり書くことを重視していなかったのですが、自分の手で書き込むと、振り返りも出来、冷静になることが出来ました。そして、書くことで次こうしようとか、自分で自分に問いかけてみるとか、夜寝る前の静かで落ち着いた時間を過ごすことが出来るようになりました。
■自分を大切にすること。リラックスする時間を持つこと。体調管理も大切な仕事
私なりの解釈ですが、思春期は、赤ちゃんが寝がえりをしたり、立って歩けるようになったりするのと同じような成長の証だと思います。その不安定さを成長として受け入れ、「まあいいか。」と線引きをし「子どもも疲れているのかも。何か不安なのかな。」と一旦時間を置くことにより、冷静に考えられるようになりました。
そして伝える場合、言葉に発するとなかなかうまくいかないこともあるので、そのうち半分はLINEのメッセージで「こういう理由があるので、これだけは守ってほしい。次からこうしてほしい。」と伝えるようになりました。
同時にほめたり励ましの言葉をLINEで送ったりする中、理解してもらい、少しずつうまくいくことが増えていきました。まだまだ、近しい関係の家族ということで甘えてしまい、どかんと怒ることもありますが、試行錯誤しながら日々トレーニングを続けています。
私は疲れた時に怒る傾向にあります。これまで自分自身をなおざりにすることもありましたが、アンガーマネジメントを学んでからは「自分を大切にすること。リラックスする時間を持つこと。体調管理も大切な仕事。」と、なるべくマイナスな感情や状態を少なくするよう、生活面を改善するようになりました。
体調が整うと、気持ちもおだやかになり、無駄な怒りに振り回されること、後悔する回数も減ってきました。子どもたちも巣立ちの時期が近づき、もしかして上の子は来年家を出ていくかもしれません。ここ最近では夫と子どもたちが集まる週末の夕飯を囲む時間を大切にしようと思い、美味しいものを食べて笑って、小さな幸せを実感して暮らしています。
今年も発売が開始した「アンガーマネジメントトレーニングブック2023年版」をお供に、みなさんもアンガーマネジメントをはじめてみませんか?
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