ほっと・AM
AMエッセイ
こそあど言葉じゃ分かりません!
皆さんこんにちは。協会ブログチームの池田真茶です。
日常には様々なイライラの元となる事柄が潜んでいますよね?
皆さんは、どんな時、どんなことでイライラしますか?
さて、私は先日イライラが募り、久しぶりに感情がグラグラと揺さぶられてしまいました。
それは、実家に顔を出した時のことです。昨年末から週に一度のペースで亡き父の後始末を行っているのですが、手続きだけでなく母の話し相手として愚痴を聴く時間帯もある訳ですよね。ちょうどお茶を飲みながら母と話し込んでいると・・・。「今日は何しに来てんの?」と部屋に顔を出した弟が言うではありませんか。挨拶を大切に思う私としては、まずは挨拶もせずに突然話してくることにイラっと来ました。というのも、その日は、今後、弟にも関係していくことを電話やインターネットで色々調べていたんです。お礼を言われたい訳ではないですが「言い方」ってありますよね?
半ば諦めも入りながら、こちらからは「おはよう」って声をかけ、質問に対する答えを説明してみたものの、用事をしながら聞き流され、「ちゃんとやってもらいや~」と母に伝え始めたんです。今、話をしているのは、私とのはずでは?
何だか私自身よく分からなくなってきて、またもやイライラが発生。これはいかん!と、ふ~っと呼吸を整えて作業を再開。すると、極めつけに「あれ、どうなってるん?」「あれ、頼んでくれたんか?」「あそこに次行ったら買っといてや」「あったらどれでも良いし」と立て続けに「こそあど言葉」の連発です。作業をしていた私には、「あれ、これ、それ」で会話をされても何のことやらさっぱり分かりません。ところが、聞き返した途端「前にも言ったやろ!」「何度も言わせんなや」という一方的な言葉が返ってきました。さすがに自分でもビックリするくらいに多くの言葉に反応し、心の声が外に溢れそうでした。
「例え姉弟であっても、他人にモノを頼みたい時は分かるように話すべき!」
とまぁ、こんな感じで、家族との会話においてイライラすることが多かった訳です。
「怒り」というのは、身内にほど強く出てしまいやすいんですよね。
「そんなこと、言わんでも分かるやろ?」というシチュエーションが多いからです。
ところが、頭の中が透けて見える訳ではないので、言葉や文字にして伝えてもらわなくては分かりませんよね?「分かってほしい」大事な部分のはずなのに「言わなくてもこれくらい悟れよ!」と突っかかってくるというのは残念で仕方がありません。
家族にアンガーマネジメントを学んで欲しいなと痛切に感じた瞬間でした。
皆さんは、身近な人に上手に想いを伝えていますか?自分も相手もイライラしないように、自分の思い込みでもある「きっと分かってくれるだろう」を減らしていきませんか?